第十三話！:｢まさかの｣ ページ15
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水溜まりの絨毯が一面に敷かれている路地裏に、数人の黒い影
背の高い者から低い者までバラバラだが、皆性別は男だろう
何やらひそひそと、話し声が路地裏に響き渡っていた
？｢全く……紅茶を飲んでいたと思ったら一体ここは何処なんだ？
おおよそ、ナイトレイブンカレッジ内じゃないことは確かだが｣
黒いマントの様なものを深く被った少年が呟く
？｢それはさっぱりじゃ、確かオセが帰った直後……鏡に吸い込まれたと思ったら、見知らぬ世界におったのでな｣
腕を組みながら同じく、似たような格好をした老人口調の者がひそりと呟いた
？｢それなー、ってか誰もここがどこかなのかって事を知らない時点で、オセの世界って事であってんじゃね？｣
首を傾げながら、言葉を続ける少年
？｢じゃあ何でグリムが居ないんだ？アイツとオセはセットだった筈だろ？
と、いうかさっきからチラチラ見られているのは気の所為だろうか……｣
路地裏で話し込んでいる事自体、怪しまれないのだろうかと不安になった少年が溜息を吐いた
？｢言われてみれば、やたらと視線を感じていたのはそのせいか。
とは言うものの、この世界を知らないのだから場所を移そうにも…｣
青い髪の少年の言葉に賛成しつつも、口ごもってしまった赤い髪の少年
？｢そーいやさっき、何かでけぇ爆発音が聞こえた気がしてさぁ、俺とコイツで見に行ってみたんだけど…｣
なぁ？と、隣に居た橙色の髪の少年が青い髪の少年の腕をつつく
そういえば、と思い出したのか青い髪の少年はハッとしたように先程あったことを口にする
？｢人が大勢集まってたから、気になって行ってみたんすけど……
何か、どこかで見たことのあるような、面影のある奴らが三人ほど居て……
あー…でも、とつぜん雨が降り出してきてまばらになったもんだから見失っちまって｣
見覚えがある気がするんだよなぁ、と青い髪の少年は壁によりかかった
彼の言葉に、残りの二人がもしや…と反応を示す
？｢もしかして、この場に居ない誰かがオセと共に行動をしている…ということかい？｣
？｢有り得る話じゃしのう、しかし、あやつが元の世界へ戻したとしても、何故儂らまで飛ばされておるのかが不思議でならん｣
？｢オセが、この世界に来ているんなら話が早い！さっさと会って、事情を説明しに行こうぜ｣
果たして四人は監督生に会えるのだろうか…
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ゆきな(プロフ) - フロイド(ホークス)推しです！これからも無理せずに頑張ってください！楽しみにしてます！ (2020年7月22日 1時) (
レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
レズア(プロフ) - めっちゃ面白いです!!続き楽しみに待ってます！頑張ってください。体調にお気をつけて!! (2020年7月12日 16時) (レス) id: 992ebf245b (このIDを非表示/違反報告)
(^^) - 面白いです 続きを待ってます (2020年7月12日 15時) (レス) id: bcaa78ba53 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆえ | 作成日時：2020年7月7日 20時
