第十一話！ ページ13
◆
フ｢ねーえ、小エビちゃんにぶつかっておいて謝りもしないとか…何様のつもり？｣
わっ、笑っていらっしゃる、でも目が笑ってない
ジェ｢困りましたねえ、先にぶつかってきたのはそちらでしょう
なのにオセさんを壁呼ばわりとは……覚悟が出来ているのですか？｣
こっちもだ、うーわ、圧が怖い
目の前の手の仮面？付けた人、何か困ってるし
｢は？｣とでも言いたげなオーラ醸し出してる
？｢何、お前ら……コイツが崩れても言い訳？｣
なんて、仮面を付けている人が突然俺の腕を掴んできた
しかも、何故か五本指では無く、四本指だけで
『崩れるってつまり、アンタの指が五本触れたら俺がぼろぼろになるって事か？』
妙に冷静ぶった口調のまま、焦りなど一つも見せずに尋ねてみた
あー、そういうことね……リーチ兄弟が挑発的……
圧が物凄いし、怒っているから俺を人質にしたってことか
なるほどなるほど…
でもさぁ、そんな事で俺を人質にしたつもりか？
ジェ｢おやおや、貴方は随分とせっかちな方ですね。大丈夫ですよ、別に貴方がどんな行動を取ろうとも……｣
フ｢小エビちゃんに傷一つ付けられるわけねぇんだからさ♡｣
かっけぇ事言ってる、ウツボの癖に
あー…流石、指定暴力団オクタヴィネルだな
この世界に来てから何か考えている様には見えてたんだけど
そこまでガチに、"用意周到"だとは思わなかったわ
？｢良いのか？本当にコイツが崩れても
…あ"ー、気に入らねぇ、何でそんなに不安の顔色一つ見せねぇんだよ｣
あんれー、もしやこの方、お気付きでない？
阿呆なのか？阿呆な奴なのか？マジで
『えっ、ならさァ、触れてみなよ、五本指で』
俺は手を付けた奴の腕を掴んで、ワザと自分の腕に、五本指を触れさせた
【
？｢え……崩れてない？
お前の個性か何かかよ、でもちゃんと触れてる筈だ…｣
オイ、何とか言えよ！と叫んだと同時に意図も容易くコイツの腕から離れて
ぽすっ、とフロイド先輩の腕の中へ
フ｢こういう事ー、分かった？小エビちゃんはぁ、お前みたいな奴に傷なんて付けられないの｣
ジェ｢魔法を確かめる為の実験役、有難う御座いました｣
ぷっ、実験役にされたコイツ、可哀想に
『御免ねぇ？君が言う個性って物とは違うんだよ。』
にたりと笑う、その瞳は紅く、鋭く、輝いた
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ゆきな(プロフ) - フロイド(ホークス)推しです！これからも無理せずに頑張ってください！楽しみにしてます！ (2020年7月22日 1時) (
レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
レズア(プロフ) - めっちゃ面白いです!!続き楽しみに待ってます！頑張ってください。体調にお気をつけて!! (2020年7月12日 16時) (レス) id: 992ebf245b (このIDを非表示/違反報告)
(^^) - 面白いです 続きを待ってます (2020年7月12日 15時) (レス) id: bcaa78ba53 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆえ | 作成日時：2020年7月7日 20時
