第九話！ ページ11
◆
ウツボ達を絞めあげた後、何故か用意されていた少し大きめのリュックに
財布やらスマホ(これも部屋に置いてあった、多分学園長が奮発したのかな)等を詰め込んで
『よーうし、行くぞリーチ兄弟』
吐血寸前の二人に満面の笑みを向ければ、｢うぇ…、｣という声が聞こえた気がした
ジェ｢オセさんは……とても、元気で、いらっ…しゃる……｣
フ｢まさか小エビちゃんに……、あんなこと、されるなんて……｣
オイ、フロイド・リーチ、今読んで頂いている方が誤解するような言い方やめろ
つーかアンタら、一学年上じゃん、そんなんでくたばる生き物じゃねぇでしょうに
『………………………はぁ、』
仕方ねぇな、と言った感じに俺は床に座り込んでいる二人に近付き
『ほら、とっとと食材とか買いに行くぞ。』
軽々と、二人を担ぎ上げた←
フ｢えっ、ちょ、小エビちゃんってこんなに馬鹿力だったっけー？｣
失礼な、少しは鍛えてたんだよ、じゃなきゃパルクールなんて出来ないし
魔法が使えねぇ分、色々と役に立つから
ジェ｢……もう婿に行けませんね｣
……本来ならばここで、｢じゃあ俺が貰ってやるよ｣とか、言うべきなのだろうが
この二人の前でンな事言ったら調子乗るだろうし、敢えてスルーさせてもらおうか
『こんな体制じゃ玄関通れねぇ、つかリュック背負えねぇからさ、とっとと元に戻ってくんないかな、お二人さん』
俺の言葉に、いち早くするりと腕から抜けたのはフロイド先輩だった
そして次にジェイド先輩、うん、理解してくれて有難い
フ｢それじゃあ早く行こっかー、初めてこんな格好したしぃ、違和感しかねーんだけど｣
ジェ｢同じくです、男性物らしいですが…この世界の服装はよく分かりません｣
とか何とか、リーチ兄弟が慣れてないらしくそんな事を言っているのだが
俺には、少しだけ見覚えがあるような気がした
だって、俺が元々居た世界の服と、そっくりなのだから
…でも、あれ、なんでかな、鮮明に思い出す事が出来ないんだよ
ツイステッドワンダーランド…つまり、NRCに居た頃は、はっきりと覚えていた筈なのに
"なんでだっけ"
フ｢小エビちゃーん？｣
フロイド先輩の声で俺ははっとした
稀に考え事をすると周りが見えなくなってしまう
昔からの、癖
【昔からの、癖…？】
『……ま、良いか。(ぼそっ)』
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ゆきな(プロフ) - フロイド(ホークス)推しです！これからも無理せずに頑張ってください！楽しみにしてます！ (2020年7月22日 1時) (
レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
レズア(プロフ) - めっちゃ面白いです!!続き楽しみに待ってます！頑張ってください。体調にお気をつけて!! (2020年7月12日 16時) (レス) id: 992ebf245b (このIDを非表示/違反報告)
(^^) - 面白いです 続きを待ってます (2020年7月12日 15時) (レス) id: bcaa78ba53 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆえ | 作成日時：2020年7月7日 20時
