ロジャーの母は麦わらの一味二【ONEPIECE】 (ページ16)

今日:4 hit、昨日:1 hit、合計:4,649 hit

東の海編終了ページ16

嵐の中を出航した麦わらの一味は、「偉大なる航路(グランドライン)」へ入る入り口となる灯台の火を見つけた。あそこを超えるとそこはグランドライン！！！

麦わらの一味は冒険の決意を新たに「進水式」を始めた。
サンジは、オールブルーを見つけるために。
ゾロは、大剣豪になるために。
ルフィは、海賊王になるために。
ナミは、世界地図を描くために
ウソップは、勇敢なる海の戦士になるために。
ルイスは、ルフィの夢をみるために

いくぞ！！！偉大なる航路(グランドライン)！！！

ナ「今日、ルイス姫の様子が何だか変だったと思わないかしら？」は周囲に問いかけた。

ル「言われてみると、確かにそうだな」が答える。

ウ「そうだよ！過去に何かあったかもしれない。あの町ではよくあることだ」も同意した。

ナ「そうかもしれないわね。ただ、彼女が何かを話してくれるまで待つしかないわ」は静かに言った。

ル「うん、その通りだ」も同意した。

～ルイスの部屋～

彼女は悲しみに打ちひしがれ、自らを人魚の姿に変え、浴槽で悲鳴を上げていた。

ルフィ達はその悲鳴を聞き、ただちに彼女の部屋へと駆けつけた。ゾロは彼女の姿に驚きながらも、彼女を抱きしめ、一緒に泣き始めた。

ゾ「こんなことをしてすまない」は言った。

「いいの。今日はありがとう」とルイスは微笑んだ。

「もし何かあったら、話してくれ。お前が話すまで、誰にも言わない」とゾロは彼女に約束した。

彼女は深いため息をつき、ついに口を開いた。

「私は海賊王ゴールド・ロジャーの母。あの町で生まれ育ち、そしてあの場所で大切な息子を失ったのよ」とルイスは語り始めた。

ゾロはルイスを強く抱きしめた。彼女がどうしてあんなに強いのか、グランドラインのことや航海術や料理をどうしてあんなに上手くできるのか、全てが彼には理解できた。ルイスに恋をしていたからだ。そして、アーロンパークで彼女が落とし前をつけた理由も、彼は理解した。

この切なくも美しい瞬間を、彼は決して忘れることはなかった。