179話 ページ2
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「アーーー…」
てりっとした、この誰もが苛つく様な暑さの中で、一人鬱陶しい奴がいる。そいつこ…
「アーーー…」
A「うっせェぞ、ルフィ」
そう、そいつこそ、私の弟である麦わらのルフィ。
ルフィは木の棒を杖がわりにして、舌を出しながら歩いていた。
…なさけねェ。気持ちはわからなくはねェが。
ル「アーーー……焼ける…
汗も出ねェ………」
まァ、一人でもそうダレる奴がいると、皆不満を言いたくなるのが人間の性。
チ「おれダメだ。暑いの苦手だ。
…寒いのは平気なのにな…」
ウ「おめェがモコモコしてっからだ
その着ぐるみ脱いだらどうだ？」
チ「この野郎トナカイをバカにするのかァ!!!」
ゾ「おいチョッパー、デカくなるな
引っ張ってやらねェぞ!!」
チョッパーは小型バージョンで木の板みてェのに仰向けになって乗り、それをゾロに引っ張ってもらってたんだが、ルフィと似たように歩くウソップに挑発され、デカくなり、ゾロに怒られていた。
A「あんたら落ち着けよ、一回」
歩きながら言うけど、怠さが目立つようにも自分でも思える。
普通に、何も持たずに歩いてるのは、私とビビとサンジ、それとナミだけだった。
サ「……ビビちゃんはあんまりこたえてねェみたいだな」
ビ「……私はこの国で育ったから多少は平気」
まだまだ笑える余裕があるビビを見ると、まだまだ頑張らなきゃいけねェなと自然に思える。
A「にしてもこの坂の多さは何だよ…
山登りしてる気になるな」
こんなくだらねェ言葉にもビビは丁寧に答えてくれる。
ビ「ここは歴史の古い砂漠だから大きいものでは300mを越える砂丘もあるの」
A「そりゃ山登りしてる気にもなるな…」
しばらく歩いていると、限界に達したルフィが水を飲もうとした。
ナ「一口よルフィ
口に含む程度」
そんな忠告をものともしねェのがルフィなわけで…。
一口でまるでリスの如く、両頬に水を貯めているような図になり、そこをナミとウソップに「含みすぎだァ!!!」と頭を叩かれ、全ての水を吐き出した。
A「…もったいな」
皆がガミガミ騒ぎあってる中、暑さにやられているのか、そう一人呟いた。
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な、何かが違う…！
リハビリで一回、番外編の方更新したりしてからもう一度今日中に続きを書きます…！
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キイラ(プロフ) - 八雲さん» 返信遅くなり、申し訳ありません！私もお気に入りの主人公ちゃんなので、またどうか見守ってあげてくださいませ…！更新頑張らせていただきます！！！ (2018年5月29日 13時) (
レス) id: 5d9384d76e (このIDを非表示/違反報告)
八雲(プロフ) - part１からみてきました！黒髪ショート、男口調、殴る蹴るで戦う・・・めっちゃ私好みの小説なんで更新頑張ってくださいね！ (2018年1月23日 18時) (レス) id: 156f742ab7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：キイラ | 作成日時：2017年5月27日 10時
