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隆二サイド
HIROさんや他のスタッフさんたちがいなくなった部屋で１人動けずにいた。
朝決意したのに。
また揺らいでいる自分の気持ちに苛立つ。
HIROさんが最後に言った言葉。
「今市なら大丈夫だと思ったのに…」
この言葉が頭から離れない。
HIROさんやATSUSHIさんに認められて俺は歌手になった。
歌手になるまでの道のりは決して平坦な道ではなかった。
何度も何度も挫折しそうになった。
それでも諦めずに夢を追いかけてやっとHIROさんやATSUSHIさんに出会えて、認められた。
それなのに、HIROさんにあんな事を言わせた自分が情けない。
俺は名無しさんちゃんの笑顔を思い出していた。
でも、すぐに今朝聞いた、不安そうな声を思い出す。
そうだよ。きっと今も１人不安の中にいるんだろうな。
俺は何をぐずぐず迷っていたんだろう。
名無しさんちゃんを守るのは俺しかいないのに。
この先何があっても二人で乗り越えるんだよ。
今すぐは理解されなくても時間をかけて二人で乗り越えるんだよ。
この先何があっても二人で。
今さらかもしれないけど、やっと目が覚めた。
俺はすぐにHIROさんの所へと向かった。
全速力で走って、やっとHIROさんの姿が見えた。
社長室に入ろうとしたHIROさんに声をかけた。
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りゅうーちん(プロフ) - コメントありがとうございます！更新頑張りますのでよろしくお願いしますm(__)m (2017年6月15日 21時) (
レス) id: eb79127ad3 (このIDを非表示/違反報告)
あっちゃん - ハラハラどきどきです。続きお願いします。 (2017年6月15日 17時) (レス) id: cf73dd18fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りゅーちん | 作成日時：2017年6月10日 18時
