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HIROサイド
俺は今市の言葉を待っていた。
しかし、ずっと下を向いてばかり。
あんなに、自信に満ちて守ると言っていた今市はどこ行ったんだよ！
だったらなんで交際宣言したいなんて言ったんだよ！
俺は最後のチャンスとして、今市に言った。
「これを期に別れてくれ。」
いつまで待っても、今市からの返事がない。
答えがないことが今市の答えなんだな。
だったら、大切な名無しさんを任せられない。
これ以上話していても時間の無駄だ。
他のスタッフに解散するよう言って、席を立つときに心の声が漏れてしまった。
「今市なら大丈夫だと思ったのに…」
部屋を出た俺は、今市と付き合っていると嬉しそうに報告してくれた名無しさんの顔を思い出していた。
あんなに幸せそうな顔していたのに。
今市どうしてなんだよ！
俺は、名無しさんの実の兄でも何でもないが、名無しさんが本当に大切なんだ。
俺からのプレッシャーに今市が耐えきれなくなったのかもしれない。
でも、名無しさんの辛い過去を知っているからこそ、次こそは幸せになってもらいたい。
その気持ちが強すぎてつい、でしゃばってしまった。
怒りに任せて別れろなんて言ってしまった。
名無しさんになんて言おう…。
自分の部屋が近付いてきた時だった。
後ろから走ってくる音が聞こえた。
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りゅうーちん(プロフ) - コメントありがとうございます！更新頑張りますのでよろしくお願いしますm(__)m (2017年6月15日 21時) (
レス) id: eb79127ad3 (このIDを非表示/違反報告)
あっちゃん - ハラハラどきどきです。続きお願いします。 (2017年6月15日 17時) (レス) id: cf73dd18fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りゅーちん | 作成日時：2017年6月10日 18時
