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ようやく仕事が終わりマンション前に着いた。
マンションの正面から隆二くんの部屋なんか見えないのに隆二くんの部屋がある方向を見上げる。
家に着いたら電話しよう。
やっぱり、声だけでも聞きたい。
エレベーターを待っている間も考えるのは隆二くんの事ばかり。
エレベーターが止まったら隆二くんが出てこないかな？なんて馬鹿げたことを考え初めていた。
そんなドラマのような奇跡は起こるはずもなく、到着したエレベーターは無人だった。
エレベーターに乗り込み自分の部屋の階を押した。
隆二くんの部屋の階を過ぎたところで、隆二くんの部屋の階のボタンを指でなでた。
こんな事をしても意味ないのに。
少しでも隆二くんを感じていたくて……………。
まさか、この時に隆二くんもエレベーターを待っていたなんて………知るはずもなく…………。
心も体も限界だった。
クタクタになりながら、自分の部屋までたどり着いた。
ソファーに倒れ込むようにして座った。
しばらくボーッとしていた。
「あっ。電話。」
隆二くんの声を聞きたい一心で携帯を手に取った。
「隆二くん…お願い。出て…声…聞かせて。」
隆二くんの声は聞けなかった。
もう限界。
隆二くん…会いたいよ。
＿＿＿＿＿＿ピンポーン＿＿＿＿＿＿＿
こんな時間に……………
今までの無気力が嘘かのように玄関へと走った。
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りゅうーちん(プロフ) - コメントありがとうございます！更新頑張りますのでよろしくお願いしますm(__)m (2017年6月15日 21時) (
レス) id: eb79127ad3 (このIDを非表示/違反報告)
あっちゃん - ハラハラどきどきです。続きお願いします。 (2017年6月15日 17時) (レス) id: cf73dd18fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りゅーちん | 作成日時：2017年6月10日 18時
