160 ページ14
頭を下げ続けていた時だった。
携帯が鳴った。
隆二くんからだった。
今の今まで泣いていた声で電話に出た。
「もしもし」
隆「名無しさんちゃん？大丈夫？どうした？なんか言われた？えっ？どっか痛いの？」
泣き声のまま出てしまったからすごい勢いで心配された。
あまりの慌てっぷりに笑ってしまった。
「(笑)大丈夫だよ。」
隆「ほんとに？無理しないでよ！」
「ほんとに大丈夫。それより、そっちは大丈夫？」
隆「うん。大丈夫。それで、俺は認めるって言ったんだけど…」
「うん。ありがとう。私もそう言ったの。」
隆「よかった。コメント出す？」
「えっ？」
隆「自分たちの言葉で言った方がいいかなって思って。」
コメントを出すなんて発想は一切なかった。
正直、迷った。
結婚するならともかく、ただの交際でわざわざコメント出すものかと。
隆「ごめん。俺、少しでもみんなに真剣なんだって、伝わればと思って。」
隆二くんの気持ちが嬉しかった。
それだけ真剣に考えてくれてるんだよね？
私、隆二くんとなら幸せでいられる自信がある。
隆二くんが言うなら私は隆二くんに従うだけ。
「ありがとう。なんてコメント出すの？」
隆「………無理してない？」
「してないよ。(笑)自分の言葉で伝えたらきっとみんなわかってくれるよね。」
私たちは、お互いの公式サイトでコメントを発表する事にした。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 160人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「登坂広臣」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
りゅうーちん(プロフ) - コメントありがとうございます！更新頑張りますのでよろしくお願いしますm(__)m (2017年6月15日 21時) (
レス) id: eb79127ad3 (このIDを非表示/違反報告)
あっちゃん - ハラハラどきどきです。続きお願いします。 (2017年6月15日 17時) (レス) id: cf73dd18fe (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：りゅーちん | 作成日時：2017年6月10日 18時
