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Aside
私と金木さんが拉致されて連れて来られたのは
どこかのショッピングモールだった。
中は荒れ果て辺りには血が飛び散っている。
そして、あれからしばらく、私は縛られたまま放置だ。
金木さんはスーツの大男に連れて行かれてどこかに行ってしまったし、
頑丈な手錠はビクともせず、外れる気配が一向にしない。
バックの中はリアルに最悪だ...
蒸し暑いし、息苦しい..
そんなことを考えていると、
目の前のファスナーから光が差しこんで来た。
ｼﾞｨｰｨｲ...
ア「よお、気分はどうだ？人間..」
あ「...最悪。息苦しい..」
その眩しさに、少し顔を歪めた。
目の前にいたのはアヤトと名乗った綺麗な小柄な男。
ア「俺の言うことに簡潔に答えろッ」
あ「...」
それは強引なほどまでに一方的な質問だった。
ア「さっきてめぇが言ってた”習”ってのは誰のことだ？」
あ「..習は私の...」
ア「そういうこと聞いてんじゃねぇよッ
ﾁｯ..殺されてェのか？あ゛ぁ？」
あ「あなたには殺されたくない..
私は習に食べられて殺されたいから」
ア「あ゛ぁ？その習って奴は喰種なのか？」
ｺｸﾝｯ
私は静かに頷いた。
アヤトside
とりあえず、
ヤモリの野郎はあの金木とかいう奴で
遊んでっからこっちには来ねぇだろ。
これよりも...
あ「...習は私の..」
話し通じねぇ...
ア「そういうこと聞いてんじゃねぇよッ
ﾁｯ..殺されてェのか？あ゛ぁ？」
俺はｲﾗｲﾗしながら床に転がったこいつを見下ろした。
すると、か細い声で
あ「あなたには殺されたくない..
私は習に食べられて殺されたいから」
と、言った。
”食べられて”その言葉に引っかかった。
ア「あ゛ぁ？その習って奴は喰種なのか？」
この女、頭可笑しいのか？
喰種と一緒にいるとか、ましてや食べられたいと来た。
どう見ても頭可笑しいだろッ
そして、
その質問に大人しく首を振ったこの女に少し、
ｲﾗｯとしている自分がそこにいた。
腹も減ったし、このイラつく女を
殺して早くｽｶｯとしてぇ..
けど...この女を見てると、
＿＿＿何故だかそんな気分にはなれなかった。
俺はこの女をバッグから出して
目の前のソファーにキツく手足を手錠で括りつけ、
タタラさんのところに向かった。
終わり
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glass - 読んでいて、その世界観にいつの間にか入り込んでいました！夢主の精神描写が読み取りやすく、とてもスムーズに進むことが出来て、ストレスフリーに読めました！簡潔に言って凄く面白い！更新心から待っています！ (2017年8月1日 1時) (
レス) id: 84eb87a436 (このIDを非表示/違反報告)
hono - とても面白かったです！続きを希望します! (2016年8月9日 21時) (レス) id: 79abad36c6 (このIDを非表示/違反報告)
まる - とても楽しく読ませて頂きました。本編とリンクした内容で、本編の大ファンである自分も物語に入りこんでしまいました。。また、無理のない文構成で読みやすかったです!続きが気になるのは、自分だけでなく読者全員が思うことでしょうね。頑張ってください。 (2016年4月11日 8時) (レス) id: 319d966977 (このIDを非表示/違反報告)
桜音夏樹(プロフ) - 面白かったです！続きお願いします！ (2016年4月2日 22時) (レス) id: 1eb25aea09 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき - ここで終わり？続きが気になります！お願いします！続きを出して下さい！あと月山さんかっこいい！今は月山さん一筋です！これからも頑張って下さい！応援してます！ (2015年11月5日 20時) (レス) id: 128739f6bc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：山田。
| 作成日時：2014年8月7日 15時
