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Aside
カーテンから差し込む光で目を覚ます。
温かい...何か温かい壁に触れているような感覚、
薄っすら開いた瞼から見えるのは月山さんの顔...
あ「痛ッ....」
左手首に激痛が走る。
月「...ん..あぁ、Aちゃん起きたかい？」
あ「月山さん...おはようございます。」
月「おはよう、Aちゃん。傷が痛むのかい？」
そういいながら月山さんは私の身体を引き寄せた。
あ「あの....月山さん？」
月「しばらくこのままでいてほしい...」
そう言われ、
私は月山さんの腕の中に収まった。
ｷﾞｭｯ
温かい...喰種でも温かいんだ...
月山さんのことを考える度に手首の傷が疼く..
しばらくすると、
月「ごめんね、Aちゃん。
起きて朝食にしようか」
あ「はい...」
今日の月山さんは少し変だった...
それから月山さんは私の朝食を作りながら、
昨日私が気を失った後のことを話してくれた。
ｶﾁｬﾝｯ
またフォークを落としてしまった。
あ「あ...ごめんなさい」
その度に月山さんが落としたフォークを拾ってくれる。
月「いいよ、大丈夫。
その手じゃ少し食べにくいよね。」
そう言って月山さんは私の手首を優しくさすった。
月「朝食食べ終わったら、包帯、変えようか」
あ「はい」
スルスルと外されて行く包帯から痛々しい傷が露わになる。
月山さんは黙ったまま私の傷の手当てをする。
あ「月山さん...
昨日どうして私のことを食べなかったんですか?」
月山side
月「...ディナーがまだ済んでないからね」
その質問に僕はディナーを理由にして、
彼女を食べない口実にした。
情が湧いてしまった...
_____僕は彼女を捕食できない
彼女の痛々しい傷を見る度、
胸が痛む....
僕は彼女をそっと抱きしめた...
彼女の温もりを僕はまだ感じることができる。
あ「月山さん...///」
彼女の赤く染まる頬を優しく触れ、
彼女の手首にキスを落とす。
月「ジュ テーム
....A」
この小さな手が愛しくて愛しくてしかたがない...
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glass - 読んでいて、その世界観にいつの間にか入り込んでいました！夢主の精神描写が読み取りやすく、とてもスムーズに進むことが出来て、ストレスフリーに読めました！簡潔に言って凄く面白い！更新心から待っています！ (2017年8月1日 1時) (
レス) id: 84eb87a436 (このIDを非表示/違反報告)
hono - とても面白かったです！続きを希望します! (2016年8月9日 21時) (レス) id: 79abad36c6 (このIDを非表示/違反報告)
まる - とても楽しく読ませて頂きました。本編とリンクした内容で、本編の大ファンである自分も物語に入りこんでしまいました。。また、無理のない文構成で読みやすかったです!続きが気になるのは、自分だけでなく読者全員が思うことでしょうね。頑張ってください。 (2016年4月11日 8時) (レス) id: 319d966977 (このIDを非表示/違反報告)
桜音夏樹(プロフ) - 面白かったです！続きお願いします！ (2016年4月2日 22時) (レス) id: 1eb25aea09 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき - ここで終わり？続きが気になります！お願いします！続きを出して下さい！あと月山さんかっこいい！今は月山さん一筋です！これからも頑張って下さい！応援してます！ (2015年11月5日 20時) (レス) id: 128739f6bc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：山田。
| 作成日時：2014年8月7日 15時
