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月山side
部屋に香しいとても美味しそうな血の香りが充満する。
自然と肉を欲して目が赤くなる。
月「Aちゃん...っ..」
あ「食べてください。」
彼女はそういいながら僕の前に切った手首を差し出した。
アァ...モウ我慢デキナイ....
ﾌﾞﾂﾘｯ
ｶﾞﾌﾞｯ
彼女は顔を歪めながらずっとこちらを見ている。
自分が食べられる様をだって、じっと...
僕は彼女から視線が離せなかった。
あぁ...美味しい..最高の美食だ..
甘みのある少し油の乗った濃厚な食肉、
健康的な血の味...
僕の味覚は彼女に染まって行く...
少し経ち、彼女の体を貪り、腕を食いちぎろうとしたところで、
月「ﾊｯ...」
...我に返った。
Aside
どんどん自分が月山さんに食べられて行くのがわかる。
痛みは感じるけど、
もう、それどころではない。
あぁ...綺麗...
赤く底光りした目がこちらを見ている..
私を見ている...
私はこの瞳にずっと見つめられていたい...
遠のく意識の中、
私は彼の名前を呼んだ。
あ「月..山...ッ、さんっ...」
月山side
それから彼女の腕を手当し、
台無しになったスーツを脱いで浴槽に浸かった。
あぁ...忘れられない..
口にした彼女の肉は思っていたよりも美味なものだった。
―――そう、まるで麻薬のように...中毒性のある。
【毒】...
少し罪悪感に溺れた...全ては僕が彼女を拾ってしまったのが始まり、
彼女が寝室として使っている部屋の扉を開けた。
長い髪がシーツの上に広がる。
今夜は彼女と二人で眠りたくなった＿＿＿＿
ベットに横たわる彼女を自分の隣りに寄せ、
痛々しい彼女の手首にキスを落した。
月「....A..」
この込み上げて来る感情はなんだろうか...
愛しい...
そんな言葉じゃない、そんな安っぽい言葉じゃ言い表せない。
僕は彼女を＿＿＿＿＿＿＿
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glass - 読んでいて、その世界観にいつの間にか入り込んでいました！夢主の精神描写が読み取りやすく、とてもスムーズに進むことが出来て、ストレスフリーに読めました！簡潔に言って凄く面白い！更新心から待っています！ (2017年8月1日 1時) (
レス) id: 84eb87a436 (このIDを非表示/違反報告)
hono - とても面白かったです！続きを希望します! (2016年8月9日 21時) (レス) id: 79abad36c6 (このIDを非表示/違反報告)
まる - とても楽しく読ませて頂きました。本編とリンクした内容で、本編の大ファンである自分も物語に入りこんでしまいました。。また、無理のない文構成で読みやすかったです!続きが気になるのは、自分だけでなく読者全員が思うことでしょうね。頑張ってください。 (2016年4月11日 8時) (レス) id: 319d966977 (このIDを非表示/違反報告)
桜音夏樹(プロフ) - 面白かったです！続きお願いします！ (2016年4月2日 22時) (レス) id: 1eb25aea09 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき - ここで終わり？続きが気になります！お願いします！続きを出して下さい！あと月山さんかっこいい！今は月山さん一筋です！これからも頑張って下さい！応援してます！ (2015年11月5日 20時) (レス) id: 128739f6bc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：山田。
| 作成日時：2014年8月7日 15時
