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月山side
ﾊﾞﾝｯ
ﾊﾞｼｯ
ｼﾞｮｷﾝｯ
皮膚が切れる感触...
僕はそのまま床に倒れ込んだ。
そして再び立ち上がり、金木君の元へ覚束ない足で歩きだす、
月「アハハハ、アハハハ...
イケナイナァ...コレハ直スノニ.....
非常ニ..ッアァ....時間ガッ...
金木君...後生ダ..一口ィ..アァッ」
ｸﾞｻﾞｯ
「....ひと..くちッ..ィ...」
それから意識を飛ばし、
しばらく動けなくなった。
少し経ち、歩けるようになり、家路を急いだ。
月「霧嶋さん...なかなかやるなぁ..」
もう、外は明るい。
―――早く...早く帰らないと...
ただその一心で、家に向かう。
何だか彼女の顔が今すぐ見たかった。
―――彼女が僕の帰りを待ってるから..
Aside
ｶﾞﾁｬﾝｯ
という、ドアが開いた音で目が覚める。
何時の間にかリビングのソファーで寝てしまったみたいだった。
あ、月山さん帰ってきた。
何時ものように扉の開く音がしたので玄関に向かうと。
月「...Aちゃん.....今はちょっと部屋に行っててくれるかな...
お腹が空いてどうにかなりそうだ...」
あ「ッ！？
つ..月山さん...大丈夫ですかっ...血..血がッ」
そこにいたのは、
出かける前に来ていた素敵なスーツは無残にも破け、血に赤く染まり、
酷く弱って傷ついた月山さんだった。
月山さんは覚束ない足取りで玄関の扉を閉めた。
月「..大丈夫だから...早く部屋に...っ..
ｺﾞﾎｯｺﾞﾎｯ...」
ｶﾞﾀﾝｯ
あ「ッ！？月山さんッ、私っ..私のことッ..食べてくださいッ..
月山さんが死んじゃうッ...」
月「駄目...だよ..ッ....」
あ「どう..してッ...月山さんッ！」
―――貴方ハドウシテ私ノコトヲ食ベテクレナイノ？
私のことをあんなに美味しそうだと言うのに...
私は立ち上がり、
部屋からナイフを持ってきた。
月「っ！？..何を...するつもりだッ...い！」
私はそのまま、
ナイフの刃を手首に突き立てて___________
ﾌﾞﾁｯ
―――ﾎﾞﾄﾎﾞﾄﾎﾞﾄｯ
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glass - 読んでいて、その世界観にいつの間にか入り込んでいました！夢主の精神描写が読み取りやすく、とてもスムーズに進むことが出来て、ストレスフリーに読めました！簡潔に言って凄く面白い！更新心から待っています！ (2017年8月1日 1時) (
レス) id: 84eb87a436 (このIDを非表示/違反報告)
hono - とても面白かったです！続きを希望します! (2016年8月9日 21時) (レス) id: 79abad36c6 (このIDを非表示/違反報告)
まる - とても楽しく読ませて頂きました。本編とリンクした内容で、本編の大ファンである自分も物語に入りこんでしまいました。。また、無理のない文構成で読みやすかったです!続きが気になるのは、自分だけでなく読者全員が思うことでしょうね。頑張ってください。 (2016年4月11日 8時) (レス) id: 319d966977 (このIDを非表示/違反報告)
桜音夏樹(プロフ) - 面白かったです！続きお願いします！ (2016年4月2日 22時) (レス) id: 1eb25aea09 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき - ここで終わり？続きが気になります！お願いします！続きを出して下さい！あと月山さんかっこいい！今は月山さん一筋です！これからも頑張って下さい！応援してます！ (2015年11月5日 20時) (レス) id: 128739f6bc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：山田。
| 作成日時：2014年8月7日 15時
