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Aside
あの晩餐の日から少し経って、
夜中に月山さんが女の人を連れて来た。
あ「...その人誰ですか？」
月「あぁ、この前言っていた晩餐の金木君のディナーさ」
あ「...」
ｽｯ
彼女に触れてもまるで反応がない。
どうやら眠っているようだった。
月「僕は会場の準備をして来るから
Aちゃんは部屋で先に眠ってると良い」
あ「この人は？」
月「多分まだ起きないから大丈夫だよ。
おやすみ、プリンセス。」
chu...
そう言って月山さんは私の手の甲にキスをしてまた出かけて行った。
あ「早く帰ってきてくださいね..」
リビングに残るのは誰かも知らない女の人と、私。
よく眠ってる...
私は部屋から毛布を持って来て彼女にかけた。
そして言われた通りベッドの中に入った。
しばらくすると眠気が襲ってきて争うことなく瞼を閉じた。
月山side
金木君の匂いを追っていると、
彼が女性と公園で話しているのを見つけた。
あぁ...彼女にしよう。
月「ボンソワ、マドモアゼル..
貴方には少々協力していただくとしよう」
そう思い付き、彼女が金木君と別れたあと、
コンビニから出て来た彼女の口をクロロホルムを染み込ませたハンカチで塞ぎ、
眠らせ、そのまま自宅へ連れて来た。
彼女をソファーに寝かせ、
Aちゃんに部屋で先に寝ている様に言った。
そしてまた自宅を出てあんていくに真っ赤なバラと手紙を置いて
会場、教会に向かい下準備をし、
また彼女を教会に運ぶため、自宅に戻ると、
彼女に毛布がかかっていた。
月「Aちゃんか..」
僕はAちゃんの寝ている寝室に入り、
彼女の寝顔を眺めながら彼女の髪に触れた。
月「あぁ..
いい匂いだ...このまま食べてしまおうか..」
あ「...んっ...月..山..さん..」
ﾋﾞｸｯ
月「っ...なんだ..寝言か...」
彼女の寝言に、起きたのではないかと少し体が強張った。
きっと、さっきのを彼女が聞いたらこういうに違いない。
あ「どうぞ、食べてください」と...
何故だろうか、
彼女を見ていると、確かに食欲を湧いて来るのだが..
少し躊躇いが生まれる。
こんなこと一度だってなかったのに..
あぁ、こんなことをしている場合ではないね。
金木君が先についてしまう。
僕はまたAちゃんにキスを落し、
再び、彼女を抱え教会に向かった。
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glass - 読んでいて、その世界観にいつの間にか入り込んでいました！夢主の精神描写が読み取りやすく、とてもスムーズに進むことが出来て、ストレスフリーに読めました！簡潔に言って凄く面白い！更新心から待っています！ (2017年8月1日 1時) (
レス) id: 84eb87a436 (このIDを非表示/違反報告)
hono - とても面白かったです！続きを希望します! (2016年8月9日 21時) (レス) id: 79abad36c6 (このIDを非表示/違反報告)
まる - とても楽しく読ませて頂きました。本編とリンクした内容で、本編の大ファンである自分も物語に入りこんでしまいました。。また、無理のない文構成で読みやすかったです!続きが気になるのは、自分だけでなく読者全員が思うことでしょうね。頑張ってください。 (2016年4月11日 8時) (レス) id: 319d966977 (このIDを非表示/違反報告)
桜音夏樹(プロフ) - 面白かったです！続きお願いします！ (2016年4月2日 22時) (レス) id: 1eb25aea09 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき - ここで終わり？続きが気になります！お願いします！続きを出して下さい！あと月山さんかっこいい！今は月山さん一筋です！これからも頑張って下さい！応援してます！ (2015年11月5日 20時) (レス) id: 128739f6bc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：山田。
| 作成日時：2014年8月7日 15時
