神山社長。

＿Day 1‐11 ページ12

［Aside］



…



「せっかくやから、ＬＩＮＥ交換せーへん？」



フレンチトースト屋さんを出て、


私を駅に送ってくれたあと



神ちゃんが突然言った。



「…いいよ？」




「なんで微妙な間あったん？笑笑」





「社長とＬＩＮＥ交換してるなんて知られたらどうなることか…って思っただけ、。」




なんて答えたけど


神ちゃんと交換できることに


びっくりしていた。




周りからどう言われたって


神ちゃんとＬＩＮＥができるなら



それでいい。





って、考え方酷いな 笑







「んーまあ大丈夫やろ。はい、貸して」




言われるがまま神ちゃんに




スマホを差し出す。




「……はい、出来たで！あとで連絡するから」



「ん、ありがとう」




「じゃあまた明日。気ぃ付けてな」



…




最寄駅に着くまでの数分間も、家に帰ってからも



ずっと神ちゃんとＬＩＮＥをしていた。





していたのは他愛のない話だけど



私には宝物のように思えた。






A家着いたぁぁ
智洋俺もあとちょっと!
A私のほうが会社行きやすいね 笑
智洋そうやな
智洋家交換してやー
A無理 笑






智洋まだ一日の半分も残ってる

A何しよう、暇だなぁ…笑

智洋俺はゲームやね、笑

Aあ、じゃあ病院行ってこようかな

Aハリネズミの。

智洋え、ハリネズミ飼ってるん??

Aうん!めっちゃ可愛いよ〜

智洋写真送ってや

A[ハリネズミの写真]

智洋うわ、めっちゃ可愛ええ

Aでしょー?笑

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