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ジニ君に全てを告げてから、私の心は明らかに軽くなった。
期限付きの命だけど、期限が終わるまで…一生懸命に生きようと。
大好きな人たちのためにも、そして私自身のためにも。
『こんにちは、Distinyです』
staff「あ、こんにちは！」
『本日もよろしくお願いします』
久しぶりに、みんなの撮影現場にケータリングでお邪魔する。
そして今日は正式にジニ君達と同じBigHitという事務所に所属したヒョジンも見学の為に私と一緒に現場に来ていた。
『ヒョジン、ちゃんとママの見えるところにいてね？』
HJ「うん、わかった！お兄ちゃん達に挨拶してきてもいい？」
『いってらっしゃい』
嬉しそうにみんなの元に駆け寄る可愛い背中を見送って、私は慣れつつある準備に取り掛かる。
ヒョジンがみんなみたいになりたいと言ったことには正直驚いた。
でも、ヒョジンが私に夢を語ってくれたのは初めてで。
キラキラとした真っすぐな目を見てると、「カフェをオープンしたい」と夢を見て追いかけていた自分を見ているような感覚もして…ヒョジンのたった一人のママとしてその夢を全力で応援したいと思った。
SG「ヌナ、お疲れ」
『お砂糖君、お疲れ様。今日もよろしくね。何か飲む？』
SG「ん、珈琲もらおうかな」
格好良くメイクと衣装を施したお砂糖君は、いつもお店に来てくれる時の雰囲気とはやっぱり少し違くて新鮮。
珈琲を手渡したときに微かに触れた白くて綺麗な指を彩るアクセサリーたちも凄く高そう。
SG「んー…やっぱりヌナが淹れる珈琲が一番うまい」
『ふふ、嬉しい。ありがとう』
お砂糖君は皆の準備が終わるまでは暇だ、と私の傍に腰かけてのんびりと携帯を弄ってる。
注文に来たスタッフさん達のドリンクや軽食をケータリングしつつ、誰も来ないときはのんびりと砂糖君と話しながら過ごした。
SG「ヌナ、ヌナって俺たちの事全然知らないんだっけ？」
『うん、お恥ずかしながら…テレビとかネット昔から全然見ないから。あ、でもね、この間街でみんなの広告見たよ。格好良かった』
SG「俺たちももっと頑張らないとね。ヌナ、ちょっとこれ聴いてくれない？」
『ん〜？』
すっと差し出された片方のイヤホン。
そのイヤホンを耳に刺せば、それを確認した後お砂糖君もイヤホンをつけて携帯を操作すれば心地いい音楽が鼓膜を擽った。
激しい音楽の中に刻まれる音や歌詞は凄く優しくて、自然と私は瞼を伏せてその音楽に身を委ねる。
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流空星(プロフ) - ゆきりんさん» ゆきりん様 コメントありがとうございます！今のところ続編は考えていなかったのですが折角お言葉を頂けたので考えてみますね！ (2021年1月26日 21時) (
レス) id: 6dd67c091f (このIDを非表示/違反報告)
ゆきりん - 続編楽しみにしております！！ (2021年1月26日 1時) (レス) id: 14affb9ac3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：流空星 | 作成日時：2019年7月17日 14時
