サクラソウ～スピンオフ CM～ (ページ5)

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彼氏の重みページ5

「コンタクトね…、反対されちゃったぁ…」

数日後

キッチンでのAさんとの会話

メガネをやめて、コンタクトにしたいと言ったAさんは

ヒョンにそれを伝えたと言う

しかしヒョンは、Aさんのコンタクトに反対だと言ったらしい

理由は、『メガネをかけているAさんを可愛いと思っているから』

CM「でも、コンタクトにしたいんでしょ？」

「うん…。もっときちんとお化粧もしたいし…

メガネじゃなくちゃいけないほど、視力は悪くないんだけどね…」

CM「だったら、しちゃえば？コンタクトに」

「うん…。どうしようかな…」

彼女は綺麗になりたいんだと思った

ヒョンと恋愛をして、もっとヒョンの為に

そして、自分のために

Aさんは綺麗になりたいんだって

僕が彼氏だったら、彼女のそんな思いを応援したいと思う

彼女がもっと綺麗になれば、彼氏として嬉しいし

どんどん輝いていく彼女を隣で見ているのも

自分がそうさせているのだと思うと

彼氏としては幸せだと思う

それなのにヒョンは、彼女のそんな思いを反対した

CM「ヒョンに『メガネが好きだ』って言われたら、コンタクトにするの、躊躇しちゃうの？」

「なんだか…ユノ、真剣だったし」

CM「コンタクトにするなって？」

「多分…もうメガネが顔の一部になっちゃってるのかなぁ？私」

CM「なんだよ、それ(笑)」

「コンタクトにしたら、ユノの気持ちが冷めたりして(笑)」

CM「怖いんだ？ヒョンに反対された事をするのが」

「ん～…。それもあるかもしれないけど…」

なんだよ…

結局は、彼氏好みの女になりたいってか

CM「じゃあ、メガネのままでいれば？

ヒョンもメガネのAさんが好きだって言ってるんだし」

「そうだね…」

面白くなかった

ヒョンの一言で、簡単にそれを諦めてしまうAさんが

きっと…嫉妬していたのかもしれない

彼女の中のヒョンの存在が大きな事に

CM「因みに、僕はレーシックしてからメガネの煩わしさから解放されたけど」

「え…チャンミンくん、メガネかけてたの？」

CM「学生時代はね。

メガネをかけなくても良いって楽だよ」

「そうなんだぁ…」

子供のように自分一人で拗ねていた

彼女が、ヒョンの言葉を受け入れたのが

おもしろくなくて

ただ…それだけのことで