story*35 ページ37
‐潮田side‐
Aが行ってしまった後、僕は机に崩れた。
磯貝「どうした？渚」
潮田「なんで気付かなかったんだ…」
僕は鞄を持って教室を出ようとする。
杉野「渚、何処いくんだよ」
潮田「Aを追うの！」
乱暴に教科書を詰める。
殺せんせー「Aさん。ハキハキ話してましたが…」
潮田「…前のAだから…Aの事だから僕に『迷惑を掛けちゃ駄目だ』って言い聞かせてるんだ」
状況はかなりヤバい。
潮田「僕はもうあんなAを見たくない…！！」
磯貝「おい！渚！」
磯貝くんの声を無視して走ってAを追いかける。
これ以上Aに負担を掛けちゃ駄目なんだ。
またAが一人で抱えてしまったら、振り出しだ。
潮田「A！！」
「え？渚？」
潮田「僕も行くよ」
「なんで？いいよ」
と笑うけど、僕何年Aの近くに居たと思ってるの？
潮田「そんな悲しそうに笑わないでよ」
「え、はは……バレちゃったか…」
これが本当のAなんだ。
優しいからこそ、無理に笑顔を作って心配掛けないようにする。
Aの悪い癖。
Aはこれだけは変わらないんだ。
何かある時だけ笑うのは。
悲しくても、楽しくても、辛くても、苦しくても。
「大丈夫」って言って笑うのは変わらないんだ。
潮田「僕、Aに隠し事されるのは辛いよ」
「渚、授業遅れちゃうよ？」
潮田「殺せんせーの補習授業あるから平気」
と言ってAの車椅子を押した。
僕にとって一番辛いのは、Aが泣いているとこを見ることだから。
潮田「もう無理しないで」
「……うん。ありがとう、ごめんね」
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木戸 藍楽(プロフ) - ナツさん» ありがとうございます！！更新頑張ります！！ (2015年5月26日 13時) (
レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
ナツ(プロフ) - 続きがすごく気になります！更新頑張ってください！ (2015年5月26日 13時) (レス) id: 7579ab75e5 (このIDを非表示/違反報告)
木戸 藍楽(プロフ) - 菅田将暉くんカルマ渚依存症さん» ありがとうございます！！更新頑張ります！！ (2015年5月26日 5時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
菅田将暉くんカルマ渚依存症 - この小説好きだなぁ♪( ´▽｀)更新頑張ってくださいね^_−☆続きが気になるです(・ω・)ノ (2015年5月26日 1時) (レス) id: af33b258d8 (このIDを非表示/違反報告)
木戸 藍楽(プロフ) - nicoさん» ありがとうございます！！頑張ります！！ (2015年5月25日 22時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：木戸藍楽
| 作成日時：2015年5月23日 14時
