story*28 ページ30
‐潮田side‐
今僕の前には杉野、前原くん、木村くん、三村くん、菅谷くんがいて僕を囲んでいる。
杉野「単刀直入に言うけど、」
前原「朝比奈は渚にかなりヒデー事言ってんのに、まだ一緒に居んの？」
潮田「それは僕がAの幼馴染みでもあるし、彼氏でもあるからだよ」
それに、あれはAの本心じゃない。
本心かも知れないけど、Aはそれより辛い目にあってるんだ。僕がAの心の傷を塞がないといけない。
菅谷「正直分からんのよ、朝比奈もお前も」
杉野「最近お前は朝比奈ばかりで俺達とまともに話もしてねーよな？」
潮田「そうだね。でもAは今大事な時期なんだ。Aを一人に…」
と言ったところで思い出す。
待って、A今一人？
いや、磯貝くんや片岡さんが……
その時前原くん達の後ろから磯貝くんと片岡さんの声がした。
磯貝「渚！！」
片岡「Aが……！！Aが居ないの！！」
潮田「えっ……！？」
僕は杉野達を見る。
杉野達は顔を暗くして逸らした。
潮田「Aをどうしたの？」
前原「女子が」
潮田「は…？」
僕は走り出した。
今女子に囲まれるのは大変だ。
校舎の教室を片っ端から覗く。
A……！！何処？
そしてやっとAを見付けた。
潮田「何してるの？中村さん達」
「渚…………！！！」
Aの体は震えてて、泣きそうな顔だった。
潮田「A！大丈夫。もう僕が居るから、ね？大丈夫だよ」
「震えがッ……止まらないッ……！」
Aの尋常じゃないくらい震えてる体を抱き締めて背中を擦る。
潮田「大丈夫、僕がここにいる。朝比奈Aの前にいる。僕は消えないよ」
そう言いながら擦る。
徐々に震えは止まって、Aの顔を覗き込むとAは寝ていた。
一応脈を計る。
潮田「うん、普通に寝てるだけだね。おやすみ」
残念ながら僕は掛けれるようなブレザーはない。
僕はAを撫でて中村さん達と向き合う。
潮田「教室に集まって。この作戦を考えた人全員」
Aの車椅子を押して教室に向かった。
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木戸 藍楽(プロフ) - ナツさん» ありがとうございます！！更新頑張ります！！ (2015年5月26日 13時) (
レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
ナツ(プロフ) - 続きがすごく気になります！更新頑張ってください！ (2015年5月26日 13時) (レス) id: 7579ab75e5 (このIDを非表示/違反報告)
木戸 藍楽(プロフ) - 菅田将暉くんカルマ渚依存症さん» ありがとうございます！！更新頑張ります！！ (2015年5月26日 5時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
菅田将暉くんカルマ渚依存症 - この小説好きだなぁ♪( ´▽｀)更新頑張ってくださいね^_−☆続きが気になるです(・ω・)ノ (2015年5月26日 1時) (レス) id: af33b258d8 (このIDを非表示/違反報告)
木戸 藍楽(プロフ) - nicoさん» ありがとうございます！！頑張ります！！ (2015年5月25日 22時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：木戸藍楽
| 作成日時：2015年5月23日 14時
