【暗殺教室】檻の中の景色【潮田渚】

story*24 ページ26

私は首を横に振る。


潮田「大丈夫だって。あ、はい」


と渚は私の横に座った。
渚は私の耳元で、


潮田「よかったね、片岡さんと話せるよ」


と言ってくれた。

片岡さん達は椅子に座って、磯貝くんが爽やかな笑顔で、


磯貝「俺は磯貝悠馬って言うんだ。よろしくな、朝比奈さん」


と言ってくれた。

なんで私の事を気にかけてくれるんだろう。


「ぇ、えと……朝比奈、A…です……ょ、よろしく…お願いします……」
磯貝「おう、よろしく！俺達一応学級委員だから、何かあればなんでも言ってくれていいから」


とまたまた素晴らしい笑顔で言ってくれる。

でも愛想のない私は、頷くだけ。


潮田「A、食べれそう？」
「これだけでいいや」


と飴を口に含む。


潮田「そっか……もっと食べられるようになるといいね」



と言われ頷く。
片岡さん達は驚いた顔で私を見た。


片岡「え！？飴だけ！？」
潮田「色々あるからね…」
磯貝「昨日ケーキ１個とか言ってたけど、大丈夫なのか？」



とこんな私の心配をしてくれる二人。

この人達なら信じれる？



「足りない栄養は点滴でどうにかしてもらってます………」


少しだけはっきりと言えた。


「量よりカロリーですから……」
片岡「……そうなんだ。と言うかはじめてだよね！こんなに言葉発してくれたの！」
磯貝「皆は少しだけ朝比奈さんを誤解してるみたいだけど、俺達に言ってくれれば皆を説得するから」
潮田「よかったね！A！」



私は頷いた。

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