【暗殺教室】檻の中の景色【潮田渚】

story*22 ページ24

手当てをしてもらって、今日は帰ることになった。



潮田「どうしたの？」
「私、弱すぎだな…って思ってた…」
潮田「どうして？」


渚は私をおぶりながら聞いてくる。


「いつも渚に守られてるのに、渚をいつも傷付けちゃう…」
潮田「ううん。そんなことないよ。僕はAを守れない時もあるし、傷付けちゃった事もある。それに僕はAと居れて嬉しいから」
「ありがとう……渚…」



明日からまた車椅子だね……



「明日ね」
潮田「うん」
「片岡さんと話してみたい…」
潮田「うん、いいんじゃない？片岡さんも喜ぶよ」
「なら、いいな……」



もう迷惑掛けられないし。

少しでも人と向き合いたい。
過去は変えられないなら、上書きするしかない。



潮田「でも、無理はしないでね？」
「うん…」



渚にはいつも迷惑と心配を掛けてしまっている。

なんで渚はそんなに私に優しいの？



潮田「僕ね、本当にAが好きだから。この気持ちは誰にも負けない。本当だからね？」
「ありがとう…私も渚が好きだよ…」
潮田「…ならよかった……！さっきので嫌われちゃったらどうしようかとか考えててさ」



と渚は笑った。

渚。

ありがとう、ごめんね

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