【暗殺教室】檻の中の景色【潮田渚】

story*14 ページ16

潮田「ごめんね！行こっか！」


渚が朝迎えに来てくれる事になってて、この時間だと遅刻なんだけど渚は車椅子を押してくれた。


「渚」
潮田「なに？」


学校の坂を押してくれている間、渚に話しかける。


「私、リハビリする」
潮田「え？」
「リハビリして、せめて歩けるようにしたい…！お願い…！！」
潮田「うん。わかった。応援するから。僕もAと歩きたいな」


渚は笑いながら言ってくれた。

私も笑いながら、


「ありがとう、ごめんね」


と言う。
渚は頭をポンとしてくれるだけだった。


教室に入れば殺せんせーが、


殺せんせー「おはようございます、渚くんAさん」


と優しい声で言ってくれた。



潮田「すみません。おはようございます」


と言いながら私の周りの事をしてくれた。
まず私が車椅子で転んでも落ちないように、ベルトがあってそれを外してくれる。


潮田「筆箱は出しとくよ？で、教科書は…」
「大丈夫。自分でやるから渚は座っていいよ」
潮田「でも…」
「大丈夫。上半身は動くんだから」
潮田「……うん。わかったよ」



渚は少し悲しそうな顔をして私から離れた。

私の上半身を頑張って動かす。


頑張れば動かせるんだから出来ることはやろうと頑張る。
渚に負担はかけたくない。



まだ字は上手く書けないけど。

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