私の高校生活は予想外

20 ページ28

全速力でコーラを買って振らないようにしながら、体育館裏へ行った。

佐久間「遅い」

「ごめん」

佐久間「嫌」

「ごめん、そんなに怒ると思わなかったから」

佐久間「なんでそんなことするの？」

「頼まれたから…」

佐久間「頼まれたって…」

「部活の子が、話したいから来てってお願いされたから、断りたくても断れなくて…」

佐久間「それは知らんかったけど、きょもにも、頼まれてたんでしょ？」

「うん…」

佐久間「なんか、俺の知らない間で、色んな人と、話進めて…」

「ごめんなさい…」

佐久間「頼まれたことを、済ませたのに、屋上で北斗と話してるし」

「はい…」

佐久間「やめてよね！」

「今後気をつけます」

ｷﾞｭｯ

佐久間「俺は、Aのことを、心配してるんだから」

「ごめんなさい…」

申し訳ない、私は、堪えてた涙をついに流してしまった

佐久間「ごめん、怒りすぎた」

「私が悪いんだからいいの、ごめん」

佐久間「もう、あやまらなくていいから」

「私だって、佐久間くんのこと好きなんだよ、大好き、でも、重すぎると思ったから…」

佐久間「全然そんなことないからてか、全然届いてないよ(笑)」

「うわぁぁぁぁあん」

佐久間「泣くなよぉぉぉ」

佐久間「あ、コーラありがとう」

ジュワァァァァァ…

「あ…」

佐久間「振ったな」

「多分」

佐久間「あはは(笑)そうだ、買ってきてもらったから、お金返さないと」

「いいから」

佐久間「でも、申し訳ないし」

「吹き出たので、マイナスで佐久間くんを心配させちゃった謝罪の気持ちで、０円だから(笑)」

佐久間「何それ(笑)」

佐久間「そうだ、佐久間くんって呼んでるじゃん」

「うん」

佐久間「大介って呼んでくれない？」

「わかった」

佐久間「そっちの方が良くない？」

「うーん…」

佐久間「なんでだよ！」

「なんか、しっくり来ない」

佐久間「明日には慣れてるから(笑)」

「そういうキャラじゃなじゃん！」

佐久間「えー、そうかなー？」

「うん、さっくんとか、そういう方が可愛いし」

佐久間「俺に可愛さを求めんのやめてくれない？(笑)」

「え…やだよ」

佐久間「なら嫌いになります」

「大介くんって呼びます」

佐久間「よろしい(笑)」

「あー、好き」

ｷﾞｭｯ

佐久間「俺も！」

「んっ」

佐久間「可愛いから、キスしちゃった」

「やめてよ！」

佐久間「やだ」

「ドS佐久間だ！」

佐久間「たまには良いだろ」

21→←19

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す