十七話 ページ18
ーーAが逃げるように駆けていった後ーー
：ut視点：
ut「…にしてもホンマ珍しいやん、シッマがそこまで許すなんて…なぁ？」
kn「野暮なこと言いなや大先生」
爽やかな笑みを浮べてはおるが
真意は定かではない。
tn「俺もそうやけど君らも絆されすぎやろ」
確かにトントンの言う通りや
俺らはこんな簡単に人を信用していい立場ちゃう
元々の目的は元の世界に無事帰ること
os「ん〜、さっき会ったばかりだけどAちゃんと仲良くしたい気持ちはなんとなくわかるめぅ」
em「そう思い込ませる魔法…などの可能性はないですかね？」
その場に全員が振り向く
この世界に魔法はないはずや、しかしもしも彼女だけが持っていたら？
色々な可能性に思考が巡る
こんな時にだけ回転早なってんちゃうぞ僕の脳みそ
zm「…せやったらなんで他の人間には使わへんの」
ゾムがボソリと呟く
tn「確かにな、外に出た時Aさんはようわからんおっさんに悪態つかれて
転ばされとった。」
rb「まぁな、人に好かれる類の魔法使えるんやったら使わんはずがないもんなぁ」
僕らの使う魔法に使用制限などのデメリットやペナルティはないはずだ
しかしこちらの世界に魔法が確認できない以上確定はできない
とはいえ僕もあの子のころころ変わる表情に少し惹かれ始めている
何もかもを見通す僕の目でさえあの子の考えていることは見通すことが難しそうや
ふと玄関の扉が開く、ひとらんが帰ってきたようだ
ht「どうしたの、なんか話し合い？」
ut「まぁね、ちょっとあの子とどう接していこう…みたいな？」
ht「なるほど、でも今のところ不審な動きはなさそうだよね」
gr「そこなんだ、普通異世界から来た人間をここまで
面倒見ようなどと考えるか？」
sha「正直お人好しやんなぁ
ご飯美味かったって言ったらほんまに嬉しそうに笑うねん
いや、まあホンマに美味かったけど」
rb「かわいかったなあれ!!」
kn「いきなり大声で叫ぶな童貞!!」
tn「じゃかあしいわ！！」
kn「お前じゃねえ!!」
またいつものコントが始まった
ホンマこいつらとおると飽きひんわ
os「はいはい茶番は終わりにして、結局どうするん？」
gr「今のところ魔法は感知してないしな、現状維持しかないだろう」
懐から出した赤い宝石のブローチ
あれは魔法を使われた際に反応し輝く、要するに魔法検知機だ
グルッペンの現状維持と言う言葉に皆頷いた
『ご飯できましたよー！』
ドアの向こうから聞こえるあの子の声に僕らはまた心を少し躍らせる
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樹乃(プロフ) - ｯﾌﾟｧ…イケメン…文章力が高いのは勿論の事、その上絵も上手いだなんて…天は二物を与えないんじゃないんですか！？羨ましい… (11月20日 6時) (
レス) @page13 id: df66a330f6 (このIDを非表示/違反報告)
泣き虫 - ﾔﾊﾞｲ……何回かｼﾆかけた………そして、画力をくだせぇ (11月12日 13時) (レス) @page24 id: d327bd77f6 (このIDを非表示/違反報告)
かれーるぅ。 - ut先生のイラスト多い......!!!!!!!!!!!そして全部尊いぃぃ......!!!!!!!!! (8月12日 21時) (レス) @page41 id: b3274f6834 (このIDを非表示/違反報告)
おー！ - 返信ありがとうございます！他の作品どんなのかなーと思って見に行ったらなんと！その作品も読ませてもらってました✨そっちの方も神です！亀更新でも大丈夫なので（何様？）頑張ってください！！ (7月17日 15時) (レス) @page38 id: 79b164e8e1 (このIDを非表示/違反報告)
絡繰り(プロフ) - おー！さん» ありがとうございます😭💕ファンの方嬉しいです..!!コメントもものすごく励みになります✨他の作品は一応ありますが亀更新です(殺.してください) (7月15日 6時) (レス) id: b6c9d54abb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：絡繰り | 作成日時：2022年2月10日 1時
