『もしもしポリスメン、家にイケメンが不法侵入してます」（ωrωrd!）

十六話☆ ページ17

kn「そういえばA、晩飯てシャケあるか？」

後ろから声をかけてきたのはコネシマさん

『あぁ、そんなに気に入ってくれたんだね。今日はないけどまた今度つくってあげるから』

昔の犬を飼っていた癖でつい頭に手が伸びコネシマさんを撫でてしまう。
…しまった。大の大人、しかも他人の頭を急に撫でるなんて…
思わず顔を下げ手を離そうとすれば
そのまま手を掴まれコネシマさんの頬に寄せられる

『へ？＿＿コネシマさん？』

上を見上げれば真顔のコネシマさん
目をじっと見つめ


kn「撫でてくれへんの？」



『はぇ、』

その顔面でその顔はダメだろ…
誰かこのひと正気に戻させて!!

rb「あれぇ、コネさんAちゃんのこと口説いとるん？」

救世主だ！！
早くこの状況をなんとかしてくれ！！？？

kn「なんやロボロ、邪魔すなや」

rb「珍しいなぁ、普段女性に自分のこと触らせへんやん」

『そうなんですねごめんなさい、だから離してください(震え声)』

残念ながら手はがっちりといまだに握られている

kn「なんや、自分から撫でてきたのに嫌なんか？」

そうだけどそうじゃないんです(大混乱)

zm「なぁなぁ」

ウオオオ！！後ろから急に話しかけてくんなびびるだろうが！！！
ゾムはコネシマさんに掴まれている手を引き剥がし
自分の頭に乗せる。

zm「俺のことも構ってぇや」

にへら、と笑みをこぼすがそうじゃない。

『なんでそこでお前もそうなるんだよぉ！！！！？？』

さらには抱き寄せゾムの腕に包み込まれる
まって力強ｯｯｯｯ

『むぐ..くるし..だ、誰か助けろ！！』

ut「はいはい、みんなストップ〜」

鬱くんがそうこの場を収めようとするが
…誰も聞かない、なんならグルッペンさんまで
この事態に野次馬を飛ばし始める

ut「お“いテメエらァ！！無視しとんちゃうぞゴラァ！！！」

えぇ…
もうインテリな雰囲気はどこへやら、
声を張り上げブチギレている。

em「あぁもう…しゃあないですね」

指を鳴らす音が聞こえたかと思えば
青い蝶がどこからともなく部屋に現れる
視界が蝶に遮られ思考が鈍る。
しかし不思議だ、この蝶を見ていると心が落ち着いてくる。
視界が開けた頃にはみんな落ち着いたのか大人しくなっていた

『……晩御飯の準備してきますので失礼します！！』

私は逃げるようにその場を後にした。

＿＿＿なんか、この人たち距離感おかしくないか…!!?
逃げ出す私の顔はきっとりんごのように赤く色づいていた気がする。

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