あおいろひまわり【nino×in】 (ページ7)

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ずっと、いっしょにページ7

死ネタです！！！苦手な方は飛ばしてください！！！

そして伊野尾くん猫化注意…！！！

「俺さぁ、ずーっと犬派だったのにね？お前には…ケイには、一目惚れだったんだよなぁ…」

もう、ご主人様…その話何回目？

何回目だかしらないけど、ご主人様はよくこの話をする。

僕は毛が真っ白で、ペットショップにいた時から人間によく可愛がられた。

でも値段が高いみたいで誰も買って…飼ってくれない。

もういいや、って。人間に媚びるのをやめて、誰が来ようと構わず寝てたときに来たのがご主人様。

寝てるところを店員さんに無理やり起こされて、意識がはっきりしたときにはもうこの部屋にいた。

それで、ご主人様の言ってる"犬"っていうのがペットショップで隣のケースにいたヤツだろう。

ご主人様はスーツを指に引っ掛けて、僕を振り返った。

「…じゃあ…行ってくる、」

行ってらっしゃい！

玄関までお見送り。一生懸命伝えてるのに、全部にゃあ、になっちゃうからまたそれがもどかしくて。

パタンと閉められるドアに、外側からかけられる鍵。

それを確認して、僕はリビングに戻る。

朝、僕にご飯をくれて、お仕事に行って、暗くなってまた帰ってきて、僕にご飯をくれて……

僕は精いっぱい"お疲れ様！"を込めてほっぺに擦り寄る。

それを笑いながら受け止めて頭を撫でてくれるご主人様が僕は大好きで。

窓から入る陽に暖まっていたら体もポカポカしてきて…なんだか眠たくなってきた。

ご主人様のことを考えながら、ゆっくり目を閉じた。