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Astory
大学卒業後に就職した証券会社を
人間関係の疲れにより退職した
今は…
1つの所に長居をしない
人間関係を気にしない派遣社員という
選択肢を取った。
お暇という休養期間に
都会を離れたくて訪れたのが
剛さんが経営するキャンプ場だった
自然の中を歩いたり
テントの中で静かな時間を過ごすのは
今の私には心地が良い
そのはずだったのだけれど…
照「佐藤さん？」
ロッジでシャワーを浴びていたら
いつの間にか本降りとなっていた
『最悪…』
パーカーのフードを深く被り
キャンプ場までの道のりを
走っていた時だった
足を滑らせて転びそうになった私を
抱えてくれたのは…
派遣先の部長
岩本照さんだった…
慌てて走って
テントの中に戻った
(名前呼んだし…私ってバレてるよね)
落ち着こうと思って
横になるけれど…
意識とは裏腹に
不安ばかりが押し寄せてくる
必要以上に誰かと話したくない
歩み寄っても頼っても…
作り上げようと努力したものは
もろく崩れてしまうから
だったら最初から
近付かないで遠ざけていたかった
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ゆづ(プロフ) - はじめまして。莉子さんのお話楽しく読ませていただいています！文章中、取り繕ったとありますが取り入った、ではないかなと思いました。これからも楽しみにしています♪ (10月18日 11時) (
レス) id: 3b58ea24e9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：莉子
| 作成日時：2023年10月6日 21時
