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『はぁ…』
見送ってもらって
玄関から少し離れた所で
壁にもたれた
彼女は無自覚なことが多い
だからこそ
無意識に出てしまったんだけど…
•*¨*•.¸¸♬︎
『もしもし』
阿部「佐藤さんどう?今解散したんだけど…」
『うん。大丈夫』
阿部『康二がめちゃくちゃ落ち込んでてさ…』
『まぁ間違えて渡したの康二だし…幹事だから余計に責任感じてんだろ』
阿部「明日も仕事だから早めに解散したよ」
『そっか…じゃあまた明日』
翌日
会社に行くと…
向井「絶対俺のせいやんか!」
『どうした?』
阿部「今佐藤さん連絡あってさ…熱出ちゃったみたいで今日はお休みするって」
マジか…
大丈夫だと思ったのに
向井「申し訳ないわ…」
『しょうがないよ』
阿部「そうそう。ゆっくり休んでもらったらいい」
帰りに寄ってくか…
そう思って
休憩中に非常階段に出て
彼女の隠している
折りたたみ椅子に座った
一服しようと
iQOSを取り出したら
向井『喫煙は所定の場所で』
『何だよ…康二かよ(笑)まだ吸ってねぇよ』
向井「心配やな」
『そりゃね』
向井「…昨夜何もなかったん?」
『……仲良いからってお前まで横田みたいなこと言い出した?』
向井「何かあったら岩本さんも熱出してるよな」
『……何が言いたい?』
向井「別に」
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ゆづ(プロフ) - はじめまして。莉子さんのお話楽しく読ませていただいています!文章中、取り繕ったとありますが取り入った、ではないかなと思いました。これからも楽しみにしています♪ (10月18日 11時) (レス) id: 3b58ea24e9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:莉子 | 作成日時:2023年10月6日 21時