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阿部「今度の飲み会の参加リスト康二から回ってきたんだけど」
『……えっ！？』
リストの中に
「佐藤A」
彼女の名前があったから
阿部「照はパス？ジムかキャンプ行くだろし」
『参加で』
阿部「珍しいね〜佐藤さん心配？」
『…タバコ行ってくる』
喫煙所に行こうとしたら
A「岩本部長」
『どうした？』
佐藤さんに呼び止められた
A「物品請求書にハンコ貰いたいんですけど」
『あーデスク置いといて』
A「分かりました。あ…こないだどうしたんですか？テントで読書してたらいつの間にか帰られてたんで…」
佐藤さん…
君なんだよねその理由…
人懐こくて愛嬌があって
目上目下関係なく
間違ってると思ったら謝れる
そこが「向井康二」の強みだと思う
『別に…何もないけど』
A「そうですか…分かりました。デスク置いておきます」
背中を向けて去る彼女を目で追う
『A…』
聞こえないように呼んだはずが…
A「え？なんか言いました？」
自分にだけ向ける視線
その表情を独り占めしたくて…
誰にも渡したくない
1番近くで見ていたい
『なんでもない』
A「失礼します」
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ゆづ(プロフ) - はじめまして。莉子さんのお話楽しく読ませていただいています！文章中、取り繕ったとありますが取り入った、ではないかなと思いました。これからも楽しみにしています♪ (10月18日 11時) (
レス) id: 3b58ea24e9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：莉子
| 作成日時：2023年10月6日 21時
