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しばらく歩いていくと
ロッジが見えてきた
『ん？』
前から小走りで
パーカーのフードを被った人が来た
『危ないですよ！苔で滑っちゃ…』
「あっ！」
『危なっ！』
転びそうになった所を
間一髪止めた
『だから言ったのに…』
片手で支えた体を起こしたら
『………佐藤さん？』
会社に派遣社員として来ていた
佐藤Aさんだった
『え…佐藤さんもキャンプ…』
言い切るか言い切らないかの所で
A「すみません…」
雨に濡れながら
走り去って行った
勇人「だからほっとけって言ったろ…」
イライラしながら
山を下りる勇人さんを見送って
剛さんが入れてくれたコーヒーを頂く
剛「勇人が言うほど悪い子ではないんだよ」
『気にしてないですよ(笑)』
もしかしたら人違いかもしれないし
剛「あの子は心を病んでここに来るようになったんだよね」
『心を…？』
剛「最近は派遣で働くようになったとは聞いたんだけど…」
『……』
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ゆづ(プロフ) - はじめまして。莉子さんのお話楽しく読ませていただいています！文章中、取り繕ったとありますが取り入った、ではないかなと思いました。これからも楽しみにしています♪ (10月18日 11時) (
レス) id: 3b58ea24e9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：莉子
| 作成日時：2023年10月6日 21時
