&JOYHOLIC (ページ11)

今日:2 hit、昨日:44 hit、合計:54,196 hit

11 ページ11

休日の午後

少しだけキャンプ場を訪れた

勇人「知らなかったんだし…しょうがなくね？」

『違う派遣先に行くことになったのって俺が叱責してしまったからだろうなって…』

勇人「気にすんなよ。社員じゃなくて派遣だし…剛さんの誕生日祝いとか誘ってもこねーよ」

勇人さんは1人

川釣りに向かった

『剛さん…これ佐藤さんに渡してもらえないですか？』

剛『手紙？今の時代に？』

派遣会社に電話もしたけど

既に違う会社への派遣が決まっていた

自分の思いが乗せられて

彼女に伝われば…

そう考えて手紙を書いた

剛「分かった。渡しておくね」

『お願いします』

剛「じゃあこれ」

剛さんに渡された斧

剛「タダでは引き受けないよ俺(笑)」

『あ…了解です…』

1時間ほど

薪割りに付き合わされた

『手紙渡す代わりにしちゃ…』

剛「体鍛えてんのに(笑)まぁ薪割りって技術も必要だからね～いつもはAちゃんが早朝に手伝ってくれる」

『えぇ！？佐藤さんが？』

剛「体力あるんだよ。まぁ眠るためにわざと疲れてテントで寝てるのよ…なんも考えられなくなって丁度いいって」

『………』

俺がサウナ行ったり

トレーニングする感覚と

少しだけ似ている気がした

結局1週間経っても

1ヶ月が経っても

彼女からの連絡はなかった