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照side


だてさんの店へ向かってると

前方に彼女の姿が見える

しかし足元がおぼつかない

遠目に見てもその異様さが分かる

慌てて駆け寄ると彼女はその瞬間前へと倒れた。




『おい!しっかりしろ!A!』



彼女の体を支えるが、あまりに軽い…





俺の声を聞いたふっかとはるかちゃん

だてさんが店の外へ飛び出してきた。




はるか『A!』
辰哉『おい!救急車!』
涼太『今呼ぶから!』




救急車が到着し同乗する

その道中彼女のスマホが何度も何度も光る。



「今日は何kg?」
『整形資金は溜まったの?』
「連絡はすぐ返さなきゃね…」



『……クズがっ!』





彼女の診断は栄養失調

搬送先の病院で少しの間入院することとなった。





はるか『今うちのお母さんからAの実家に連絡してもらって…お母さんがこれから来てくれるそうです』

『わかった…ありがとう。俺こいつの母親が来るまで付き添うから…はるかちゃんはふっかと帰って』

辰哉『お前仕事は?』

『休みだよ。明日も夜出勤だし大丈夫…』




店を閉めただてさんがやって来た

後ろには見知らぬ男が居る





涼太『彼…向井くん』

康二『突然すいません…向井康二って言います』

涼太『さっき店に来てくれて…優って人の友達なんだって。Aちゃんに対する強要や女性関係…全て話してくれたよ』

康二『俺…結構前から気づいとって…』

『おいお前…優の連絡先分かるよな?』

康二『分かります!すぐ呼びます!見つけてここに引きずって…っ』




向井の言葉を待たず俺は胸ぐらを掴んでいた。





『会わすわけねぇだろ!』

辰哉『おい!照!』

涼太『離してあげて…今日はみんな解散しよ?照…Aちゃん頼むよ』





だてさんに連れられてふっか、はるかちゃん

向井も帰っていった。




病室に入ると彼女は点滴をしながら

静かに眠っている





『お前バカすぎんだろ…』






そっと彼女の手に触れるとあまりにか細い。







『俺なら…そんな悲しい顔させないのに』








2時間程して彼女の母親が来た。


事情説明をし、俺も病院を後にした。

光→←助けて…



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作者名:莉子 | 作成日時:2022年8月1日 9時

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