初めての恋していいですか？ (ページ6)

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照side

『うぃっす～』

涼太『いらっしゃい』

はるか『ちょっと岩本さんからも言ってやってくれません？Aまたアールグレイだけなんです』

『なんで俺が…』

初めて見た日から1週間ほど経った今日

明らかに彼女は痩せていた。

悲しそうな笑顔で飲むアールグレイはとても美味しそうには見えない。

辰哉『おつかれ～』

彼女が帰ってからはるかちゃんがふっかを呼んだ。

辰哉『なぁ…1週間でそんなに痩せる？』

はるか『岩本さん…どうでしたか？』

ジムトレーナーをしている以上…

人の体質や体型を見ることはよくあるが…

『食ってないのがすぐわかったよ…吐きダコとかはなかったし胃酸の匂いもしないけど…明らかに前見た時より痩せてるよ。あごめんなんかだてさん』

涼太『君らしかいないし大丈夫。でも心配だね…』

彼女は標準よりも華奢に見えた。

それよりもさらに痩せろと言う男が一体どんな奴なのかと思う。

辰哉『俺さ優って奴が最近違う女と居るの見たよ』

はるか『私も…』

とんでもないクズだってのはよく分かる。

涼太『ケーキを食べないのもだけど自然に笑わなくなったんだよね…甘いもの好きなのに…』

はるか『Aお菓子メーカーで働いてるんですよ。仕事大丈夫なのかな…』

以前から彼女を知っているふっかやはるかちゃん、だてさんからしたら異常なんだろう。

『食べること諦めるのはダイエットじゃねーよ』

俺はだてさんのチョコバナナケーキを食べながら

彼女のことを考えていた。