初めての恋していいですか？ (ページ49)

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居場所ページ49

Aside

繁忙期を終えて…

年末年始ゆっくりやっと出来る。

照『Aの故郷に行こう』

ってひーくんが言うから

今回はひーくんと里帰りした。

『何でスーツなの(笑)？』

照『ちゃんとしたいからだよ！』

『ひーくんお母さんに会ってるじゃん』

照『あれはAが入院したタイミングだし付き合ってなかっだろ！Aのお父さんとお母さんにはきちんとしたいの！』

緊張した様子のひーくんは

いつ買ってきたのか…

菓子折まで持ってる。

『お母さんただいま～』

母『あら？岩本さん…』

照『ご無沙汰してます…これ…』

母『そんな気を使わないで下さい！…上がって？』

緊張してるひーくんに

なんか私まで緊張してきた。

家に上がるとひーくんは

照『お線香上げさせていただいていいですか？』

お父さんの仏壇にお供えをし

線香を上げてくれた。

母『岩本さん足崩して？それにAからお付き合いしてることは聞いてるんですよ』

照『え？』

『付き合って1番最初に連絡したのお母さんだから…ひーくん許しをもらうぐらいの勢いだったから…言えなかった…』

母『あんた…ちゃんと言いなさいよ…』

『ごめん…』

お母さんは呆れながら

母『宜しくお願いしますね』

とひーくんに頭を下げた。

照『はい。大切にします』

その後着替えたひーくんと

お母さんの料理を食べた。

お父さんが好きだった物を

満面の笑みで食べるひーくん

お母さんの笑顔が嬉しかった。

近くのホテルを

ひーくんが予約してくれていたから

一旦お母さんとバイバイした。

『疲れたでしょ？』

照『うぅん。ありがとうな』

ベッドに腰を下ろしたひーくんに

後ろからガバッと抱きついた。

照『どうした？』

振り向いたひーくんに

初めて私からキスをした。

『ひーくん！大好き！』