初めての恋していいですか？ (ページ36)

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伝えることページ36

照side

玄関先に置かれた

羽とカチューシャ…

そして目を真っ赤にしたA

『ごめん…』

A『何がですか…？』

なかったかのように悲しそうに笑うA

A『背伸びしすぎました…はっきり言ってくれて良かったです…』

違う…

そんな言葉を言わせたいんじゃない…，

『胸見えそうだし…丈短いし…露出高いし…俺男だから…好きな奴のそうゆうの見たら…』

言葉が詰まりながらも

佐久間の素直に本音でという言葉を

思い返しながら伝えた。

『嫉妬でどうにかなりそうだった…俺めんどくさい奴なんだよ！こんな格好で他の奴に見られなかったかとか…一番最初に見たのがふっかっても嫌だけど…好きな子のこんな色気ある姿…誰にも見せたくねぇんだよ！』

夢中に出した言葉を前に

Aを見ると…

頬にたくさんの涙が流れていた。

A『…嫌われたかと思いました…』

『ならねぇよ…好きで好きで仕方ないよ…』

A『岩本さんっ……』

『…っA』

小さくて…

誰よりも愛しいAを抱きしめた。

照『好きだよ…A』

『私も…』

照『ちゃんと口にしてよ…』

『…大好き』

照『…反則だろお前…』

少しだけ彼女の体を離し

お互いの気持ちを確かめ合うように

俺たちは唇を重ねた。

『ぷはっ……』

照『え？息止めてた？』

『だって初めてなんですもん！』

照『あっはっは！上がっていい？』