初めての恋していいですか？ (ページ31)

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溶かす方法ページ31

照side

はるか『ダメ…さすが元陸上部…追いつけないわ』

辰哉『参ったな…上着俺の車の中だよ？照お前どうしたんだよ！』

『別に…思ったことを口にしただけだ』

沈黙が流れていく。

はるか『だてさん…水1杯下さい…』

涼太『あぁ…はい…どうぞ』

バシャ！！

俺ははるかちゃんに水をかけられた。

涼太『ちょっとはるかちゃん！』

はるか『本当最低信じらんない…』

康二『俺まで濡れてるやん…』

『A…岩本さんに見合う女になりたいって…困らせて助けられて迷惑ばっかかけてるからって…』

Aが？

俺に見合う女に…なりたい？

大介『ハッピーハロウィ～ン！！だてさん久しぶり～！！いやーいいねいいねハロウィンだね～！
って…あれ？何このお通夜みたいな空気…』

涼太『佐久間…タイミング…』

大介『いや…何があった？』

ふっかが…

佐久間に経緯を話している。

俺は何も言えないで

うつむくしか出来なかった。

はるか『A…心配だから…着替えてAん家行く！』

大介『へ？A？相原A？』

辰哉『知ってんの？』

大介『いや知ってるも何もさ…Aは俺のいとこだから』

『え？』

俺は思わず頭を上げた。

大介『そっか…繋がったわ。ちょっといとこ泣かすのは許せないかな…』

いや…そうだろうな…

と思ったら佐久間の口から

意外な言葉が出てきた。

大介『まぁそう言いたいんだけど…照の気持ちも分かるんだよね俺』

『え…』

大介『つい最近海行かなかった？A前の日に何着てけばいいのか連絡してきてさ(笑)照でしょ？デートしたの』

『デートって言うか…』

佐久間とAがいとこってのも驚きだが…

Aが俺が知らないとこで

俺の事で悩んでいたことが驚きだった…

大介『他に見せたくなかったんでしょ？A可愛くなったもん最近…うちの母ちゃんも言ってたんだよね…照の存在があったからだよ』

見せたくなかった…

露出が高い姿に…

俺は嫉妬していたのだった。