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Aside
はるかにヘアメイクしてもらって
恥ずかしいしか出てこない格好で
辰哉さんに迎えに来てもらって
だてさんの店に行った。
岩本さんの口から出る言葉に
私は感情のスイッチはオフにした。
それなのに…
A『ですよね…いや本当はるか無茶させるなぁって…足スースーするし本当…恥ずかしいし…』
はるか『A…』
A『慣れないことしちゃダメですね…っ…』
喉の奥に砂がたまってくような…
涼太『泣いてんじゃん…』
康二『Aちゃん！』
あれ？何で…
何で涙が出てくんの？
何で…
泣いてる私の顔を見た岩本さんが
悲しい顔をしてんの？
耐えられなくなって…
私は店を飛び出した。
辰哉『Aちゃん！上着！はるか！』
はるか『A！待って…』
私は一目散に家へと走っていった。
途中男の人数人に声をかけられたが…
足を止めることは無かった。
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作者名：莉子
| 作成日時：2022年8月1日 9時
