初めての恋していいですか？ (ページ23)

今日:33 hit、昨日:4 hit、合計:61,157 hit

・ページ23

照side

彼女のマンションの近くのコンビニ

待ち合わせ時間までまだ20分ある…

白のシャツにデニムジャケットを羽織った。

どんな服来てくるんだろう…

まだ時間あるなと思ったら

A『岩本さん？！』

コンビニから彼女が出てきた。

手にはカフェオレが2つ

A『え！待ち合わせ15:00でした？！』

『いや15:30だよ(笑) 早く着いてさ』

自分が時間を間違えたと思ってんの

可愛すぎるんだけど…

また彼女の格好が

オーバーサイズのデニムジャケットに

白のレースのトップス

ペアルックみたいになっているじゃん…

A『これどうぞ！』

彼女がカフェオレを1つ渡してくる。

わざわざ買ってきてくれたことが嬉しい。

『行こうか』

車に乗り込み海へと出発した。

『休憩したかったら言って』

A『はい』

彼女を乗せて海へと車を走らせていく。

『昨日何食った？』

何気なく彼女に尋ねると…

返事がない。

横目で彼女を見ると…

寝ていた。

A『！？』

突然起きた彼女

A『……今私寝てました…よね？』

『寝てたよ』

A『…ごめんなさい……』

『何で謝んの(笑)いいよ寝てて。そんだけ運転落ち着くってことだろ』

申し訳なさそうにする彼女

寝顔が可愛かったことは黙っておこう。

『昨日何時に寝た？』

A『今朝……』

『え？』

A『何着てこうとか…考えてたら寝れなくなっちゃって…気がついたら朝でした…』

ナチュラルな化粧と

少しゆるく巻かれた髪

時間をかけて準備してくれたんだな。

何かめちゃくちゃ嬉しくて…

ニヤケが止まらないのを片手で隠した。