初めての恋していいですか？ (ページ21)

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潮騒ページ21

照side

彼女と海へとドライブに行く事になった。

予定を聞いたら

A「来週の土曜日なら」

と返事が来たからシフトを調整した。

ふと…先日のことを思い出す。

『あぶなっ！』

とっさに彼女の体を抱き寄せた…

自然な柔軟剤の香りと

トリートメントの香り

柔らかい髪の毛

『事故でも恥ずかしいわ…』

紛らわすように筋トレを始めた。

しばらくすると…

...♪*ﾟ

『もしもし？』

大介『ひかるぅー！！』

電話の主は佐久間だった。

高校の先輩で社会人になってからも

仲良くしている1人

『どうした？』

大介『いやー久しぶりに飯とかどう？俺も配達のエリア変わってちょっとは時間取れるようになったからね～』

『いいね！いつ行く？』

大介『来週の土曜日は？』

あいつと海へ行く日…

『あ～その日は…前々から予定があって』

大介『え？彼女？！佐久間さん聞いてないよそれは！！』

『いやまだ違うっ…！』

大介『かぁ～(笑)可愛いね相変わらず～！どんな子なの？』

どんな子か…

出会ってまだまだ日も浅いが…

『真っ直ぐで危なっかしくて…守ってやりたくなると言うか…めちゃくちゃ大切にしてあげたい人』

大介『さらっとカッコイイなお前…』

『笑った顔が可愛い…』

大介『甘い甘い～！あ！嫁が出るアニメ始まるから！じゃあな！』

アニメオタクの佐久間は

一方的に電話をかけて

一方的に切った。

『相変わらずかよ(笑)』