初めての恋していいですか？ (ページ15)

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照side

今日も出勤前にだてさんの店へ

いつものメンツに向井も加わるようになった。

康二『岩本さんこんにちは』

『よ！今日はコーヒーだけで。仕事終わりに小夜ばぁのとこ行こうと思う』

涼太『ありがとう。よろしく伝えといて』

辰哉『この間俺と向井酔っててさ…Aちゃん送ってくれたんだってね』

康二『あの後大変やったんですよ…はるかちゃんは怒るし…深澤くんベロベロやし…』

『お前もだろ(笑)想像つくよ』

涼太『照はAちゃんと何もなかったの？』

俺の前にコーヒーを出すだてさんが

とんでもないことを言うから

思わず吹き出した。

『なんもねぇよ！あったらびっくりだろ…』

康二『いやでも…病室での岩本さんめっちゃ怖かったっすよ』

辰哉『Aって普通に呼んでたからね(笑)』

『あれは…っ！！』

涼太『俺ならそんな悲しい顔をさせないのに…』

確信をついただてさんの言葉に

俺は動揺した。

涼太『そう思ったんでしょ？』

辰哉『まぁAちゃんって照のタイプだもんな(笑)』

康二『ひー兄顔赤いっすよ！』

いつの間にかひー兄なんて向井が言うから

俺はコーヒーを飲み干し早々店を後にした。

涼太『動揺してるね～(笑)』

仕事を終えて歩いていると

コンビニに入ってく彼女を見つけた。

『今帰り？』

A『あ！こんばんは！』

『飯それだけ？』

彼女の手にはおにぎりとインスタントの味噌汁

『お前また倒れんぞ…』

A『職場復帰してからバタバタで…あんま料理しなくなっちゃってて』

『……時間ある？ちょっと付き合って』

彼女の手のおにぎりと味噌汁を棚に戻し

彼女とコンビニを後にした。