検索窓
今日:5 hit、昨日:4 hit、合計:61,129 hit

始まり ページ14

Aside


『岩本さん…何から何まですみません』

照『いや…どうぞ』



駐車場に着くと

車に乗り込み運転席から手を伸ばし

助手席のドアを開けてくれた。



『失礼します』





シートベルトを締める。





失礼ながら岩本さんときちんと話すのは

今日が初めてだった。



だてさんのお店の常連さんで

チョコ系のオペラやガトーショコラが好きで

ジムトレーナーさんをしていてマッチョ



ぼんやりとした印象しかない。




そんな人の車の助手席に乗っている…






照『道案内よろしく』





歩いて15分程の私の家までは

車だとあっという間だった。




道中の会話は

『そこを左に』
『そのまま真っ直ぐ』


と簡易的な道案内だけで

特に会話もなく私のマンションに着いた。




『ありがとうございます』




シートベルトを外しドアを開けようとすると…





照『あのさ…連絡先聞いていい?』

『え?』

照『お前のお母さんに…ちゃんと食べるか見張ってくれって言われたから』


『あ…お母さん(笑)分かりました』



連絡先を交換し

私は車を降りマンションへと入っていった。




途中振り返ると

タバコに火をつけた岩本さんが

こちらに気がついて手を振ってくれた。





部屋に入るとすぐ通知が来た。




照 「戸締りしてちゃんと寝ろよ」



「ありがとうございます」と返信し

シャワーを浴びてベッドに入った。

・→←・



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (103 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
331人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:莉子 | 作成日時:2022年8月1日 9時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。