初めての恋していいですか？ (ページ13)

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照side

向井『あの…俺場違いや思いますけど』

辰哉『良いんだよ！かっこよかったな～あの時の向井は！』

はるか『あのシークレットシューズは笑った』

すっかり仲良くなったふっか達と向井

少しすると彼女が入ってきた。

A『皆さん…本当にごめんなさい』

涼太『大丈夫だよAちゃんほら！座って』

A『向井くん？』

康二『Aちゃん…俺もごめん。気づいてたのに知らん振りしてて…』

涼太『うちに来てくれたんだよ。Aちゃんが壊れてしまうからって』

康二『もうあいつとは関わってへん…とにかく…ごめん』

だてさんが料理を持って来る。

涼太『しっかり食べてね！』

より分けた料理を1口食べると

彼女は泣き出してしまった。

はるか『大丈夫？』

A『おいしい～』

涼太『ボヌールはフランス語で幸せを意味するんだよ。僕の料理を食べてそう感じて欲しくてつけたんだ』

A『おいしい…本当おいしい』

『泣くか食べるかどっちかにしろよ(笑)』

康二『えぇ！？』

『何だよ…』

康二『いや岩本さんって笑うんやなぁって』

『なんだよそれ！』

A『ふふふ』

辰哉『笑ったねAちゃん』

俺が初めて見た彼女の笑顔だった。

(可愛すぎんだけど……)

辰哉『向井～もう1件行くぞ～』

康二『は～い～』

はるか『もう！酔ってんじゃん！』

はるかちゃんに叱られながら

ふっかと向井は帰って行った。

涼太『Aちゃんこれ』

だてさんが出したのは苺のチーズケーキ

A『わぁ！』

涼太『半分に切るから照と食べて』

そうして出された苺のチーズケーキを

彼女と食べる。

『食べること諦めるのはダイエットじゃねーからな？ちゃんと食って筋トレしろ』

涼太『出た筋肉バカ…食べたらAちゃん送ってね？今日ノンアルだし車でしょ？』

A『大丈夫ですよ！うち近いし』

『夜遅いから…送ってくよ』

涼太『甘えときなさい』

苺のチーズケーキを食べ終わると

彼女と2人駐車場に歩いていった。