＃尾白猿夫 ページ10
.
【 尾白猿夫、訓練 】
「やっ！」
拳を握り、尾白くんに向かって降り下ろす。
まあ、当然止められるわけで。
・
「だんだん良くなってきてるよ、この調子」
そう言って、運動場の地面に寝転がっている私の横にジュースを置いた。
「ありがとぉ、尾白くん……」
「あぁ、いいよ。……いきなり『鍛えてください！！』って言われたときは驚いたけど」
起き上がり、ジュースの缶をプシュッ、と開けて飲みながら話す。
「私の個性、戦う系じゃないから少しでも強くなりたくて…」
へへっ、といいながら何だか照れくさくなって頬を掻くと、突然尾白くんの顔が真っ赤になった。
「吉良の個性ってあれだよね、…うん」
尾白くんの方を見ないで
「………なんか、えろいよね…この個性」
と、多分尾白くんが思っていることを言うと、ジュースを飲んでたのか、横から「ブハッ」と聞こえた。
「なっ！？き、きっ、吉良ッ」
「ははっ、…尾白くんかわいいっ！」
耳まで真っ赤にして、焦る尾白くん。
そんな純粋な反応をされたら可愛い、としか思えないよ。
「…………かわいい、か」
「うん、かわ」
かわいいよ、と言おうとした瞬間肩を押され、
背中は地面、上には太陽の影で表情が見えない尾白くんが。
・
「俺だって、男、なんだよ」
・
唇が触れる前、少し見えた尾白くんはとても格好よくて。
・
私にとって尾白くんは、“普通”じゃなくて“特別”な男の人。
伝える日は早く来そうだ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 284人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
フェイロ(プロフ) - 吟客梟さん» 得意分野ですので大丈夫です！リクエスト承りました！ (2017年9月20日 8時) (
レス) id: 87f8a5a3d2 (このIDを非表示/違反報告)
フェイロ(プロフ) - あい(・ω・)さん» できたらやってみますね^^ (2017年9月20日 8時) (レス) id: 87f8a5a3d2 (このIDを非表示/違反報告)
フェイロ(プロフ) - レアさん» リクエスト承りました！キュンキュンしていただいて幸いです^^ (2017年9月20日 8時) (レス) id: 87f8a5a3d2 (このIDを非表示/違反報告)
吟客梟 - リクエスト宜しいでしょうか？ イレイザーヘッド&プレゼント・マイクの取り合い………できれば書いていただきたいです！よろしくお願いします！長文失礼しました！ (2017年9月17日 22時) (レス) id: 5f8fa8cd2b (このIDを非表示/違反報告)
あい(・ω・) - ふあああ？！！と、常闇きゅううううん！！好きだあああ！！！((もうマジ萌え(( 常闇くんの続編とか見たいで((( (2017年9月14日 21時) (レス) id: 736364f505 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
