all or nothing…

お子ちゃま ページ10

サヤと歩いてると

相葉ちゃんにニノ、潤くんの姿が見えて
近づくと…


あっ…！


智くんの横には綺麗な女の人

腕も組んでて


「今日行ってもいい」


って聞こえた…


その場から離れようと1歩踏み出すと


「Aちゃん！」


私達に気づいた相葉ちゃんに
呼び止められてしまった


その場で動けない私の前に
ニノと潤くんが来てくれて


「ケーキ食べて来たのか？今、帰り？」


「…えっ。あっ。うん‥」


潤くんが話しかけてくれたんだけど…
2人の姿が目について仕方ない


「な〜に。泣きそうな顔してんのよ？」


ニノが私の頭をポンポンってしてくれる


「…してないもん。私には関係ない」


そう。関係、ないんだから


「はいはい。
そう言うことにしときますよ
まぁでもねっ。
あの人と今は関係ないみたいよ」


「……。」


どうでもいい。
どうでもいいことなんだから


「気をつけて帰りなさいよ
変なヤツに着いてかないようにねっ
お子ちゃまはとっとと風呂入って寝なさい」


「お子ちゃまじゃないもん」


「はいはい。」


手をヒラヒラさせてるニノ


「A？行こうか？」


はい。ってサヤが手を差し出してくれて

” 私で我慢してねっ ”って



「…ふふっ。ありがと」


振り返ることもせずサヤと手を繋いで
歩きだす


「…A‥大丈夫？」



「…んっ？全然大丈夫、だよ」



「強がっちゃって。本当、素直じゃないな」



サヤ、ごめんね。
ニノの言う通り‥お子ちゃまだね。私

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