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ありがとう ページ6
私が話してる間…和也くんは隣で
黙って背中を摩ってくれてた
その手はすごく温かくて
私の冷え切った心を溶かしてくれる
和「俺はそんなことしないよ
Aちゃんを泣かしたりしないよ
ゆっくりでいいから、ゆっくりねっ
知っていってよ俺のこと。
Aちゃんのこと知りたいし
見ていきたいと思ってんの
この先、ずっと…
だから俺の彼女になって」
私の目を見て優しく笑い涙を拭ってくれる
それだけで和也くんの優しさ私への気持ちが
伝わってきて
信じてもいいかな…
コクリとうなづくことしか出来なかったけど
もう一度、和也くんと恋愛してみようって
思えたの
和「Aちゃん…ありがとう」
照れくさそうに笑ってくれて
「和也くん…ありがとう」
私の方こそ
こんな私を好きになってくれて
もう一度、前を向かせてくれて
いろんな思いを込めて
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作者名：莉子
| 作成日時：2014年12月13日 12時
