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鷲掴み ページ13
Aちゃんと約束の日
嬉しくて嬉しくて仕方ないのよ
俺は幼稚園児かっ！ってくらいねっ
Aちゃんが俺の彼女になって初めての
デートだから…
約束は19時…
最初に会ったコンビニで待ち合わせなのよ
家に居ても落ち着かなくて
約束の20分前に着いちゃった
気持ちを落ち着かせる為にタバコを
取り出し火をつけフッーと空に向かって
煙を吐き出す
こうして待ってる事も幸せだって思う
ふふふ。
そんな自分に笑えてくんのよ
「…和也くん？」
不意に聴こえた愛しい声に視線を向けると
……///
黄色浴衣姿で恥ずかしそうに俺を呼ぶ
Aちゃん
ヤバ…かわいすぎんでしょ
にやける顔を咄嗟に手で隠した
「和也、くん？」
どうしたの？って言うように
首をちょっと傾けたらしてさぁ
もぉ〜ホントこのコ、俺をどうしたいの？
心臓をギュッと鷲掴みにされちゃいましたよ
和「あっ…イヤ、かわいいなってね」
恥ずかしいわ
「えっ…あっ…/////」
真っ赤になって俯いちゃった
かわいい過ぎだから
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作者名：莉子
| 作成日時：2014年12月13日 12時
