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天使の微笑み ページ10

気づけばそんな声が聞こえて、見るとキャストの人のほとんどがその子のことを見ていた。

でも話しかける勇気はないらしく、誰も近くに寄っていなかった。
確かに別次元の綺麗さだし、そこだけ空気が違う感じで、話しかけるのを躊躇してしまう。

本人もあんまり人とは馴れ合わないタイプなのか、休憩時間とかもずっと一人で、過ごしていた。




一人で平気なんかな?
ドラマやし、これから関わっていく上でキャストの人と仲良くしといた方がいいと思うんやけど.....

ちょっと話しかけてみようか?


..............いや、鬱陶しいと思われるかな
まぁ、その時はその時でいい。一応、話しかけてみよう。


そう思い、俺は勇気を出して声をかけてみた。




「な、なぁ!俺、菅田将暉って言うんよ、よろしく!」

緊張して、ちょっと噛んでしまった。
すると小夜は、驚いたような表情をした後、ぱあっと顔を輝かせた。


『知ってる。仮面ライダーWの人だよね?漣が言ってた。』
「えっ!そうなんや」

桐山漣君とは、仮面ライダーWで共演した。
大分前なのに、よく覚えてるなぁ。



「桐山君と仲良いんやな。」
『うん。舞台で共演したことあるんだ。』

そう言って、にっこりと微笑む。
わ...........笑ったっ!!天使の微笑みや!



普通の表情でさえ綺麗なのに、笑ったらその何倍も輝きが増して、凄かった。

かわいいなぁ。仲良くなりたいな
そんな気持ちは初めてで、自分でも戸惑った。



初めて会ったばっかりやのに結構話も弾んで、撮影が終わったら連絡先の交換をした。

足取りが軽く、妙に気持ちがふわふわとしていたので、これも夢か、と頬っぺたをつねったら痛くて、安心した。

とんだ勘違い→←天使が舞い降りた



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檸檬けーき。(プロフ) - 精一杯頑張ります! (2019年12月27日 22時) (レス) id: 31d6ef12c3 (このIDを非表示/違反報告)
もも - 斬新で面白いです!更新頑張ってください! (2019年3月20日 10時) (レス) id: 04df7ed0c6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:檸檬けーき。 | 作成日時:2019年3月15日 21時

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