とある美少年 (ページ6)

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菅田将暉ページ6

菅田将暉と初めて会ったのは、とある人気ドラマの収録で。

俺は大根役者だから声優一本でやってきたんだけど、慣れてきたから俳優もやってみよう、とオファーが来たら、出るようになった。

菅田は主演で、俺は脇役だからあんま接触はだったんだけど、ある日キャストとご飯に行くことになった。

人見知りだから輪に入れなかった俺に、気さくに話しかけてくれたのが、菅田だった。
それから仲良くなり、お互い自然態でいれるくらいになった。

しかし問題なのは、菅田の予期せぬ行動である。

＊＊＊

半ばふて寝して、起きたらドアップで菅田将暉←
ぎゃあああっ‼

『変態ッ！！』
「えっ？酷い！ラジオ収録やけん起こしたろう思ったのに！」

じゃあ起こせよ。

『ってか何で間近にいるんだよ！』
「そ....それはッ(寝顔が天使すぎて.....)」

言い淀むと、頬を染め、視線を泳がせる。
おいッ！ガチの反応すんなッ

ツッコミながらふと時計を見ると、もう時間ギリギリッ！

やばい！

『菅田のアホォッ！おったんなら起こしてくれてもええやんかぁっ』
「すまん小夜っ！」

もうっ！

今日は散々な日や.....(自分のせいだけど)

＊＊＊＊＊

そのまま二人で全速力で走って、1分前に到着。

間に合ったはいいものの、お互い息が整うまでしばらくかかりましたとさ。