とある美少年 (ページ22)

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「可愛いな」ページ22

馬場さんが笑ったァ！笑顔、笑顔っ！！かっ
かっこよ･･･

「幸永さんね。リョーマって呼んでいい？」
『は、はい！！』

馬場さんに下の名前でよばれたぁぁぁ
やばい私、しぬのか?!←

頑張って良かったぁ･･･

「ふーん･･･？」

ニヤニヤと何故か中河内さんが笑みを浮かべていた。むっちゃ仁王だな･･･

★★★★★★

舞台がもうすぐに近づいてきた頃。毎日レッスンはキツくて大変だけど、だいぶ慣れてきた。

立海の皆さんとは仲良くなれた気がするけど、他の青学とか、氷帝とかは機会も勇気もなくてなかなか話しかける勇気はない。

でも舞台に立つなら共演するから、それまでには･･･！←

「あ、りょーちゃんも帰り？」

馬場さんが私にわざわざ声をかけてくれた！

ちなみに、リョーマからりょーちゃんというあだ名で呼ばれるくらい打ち解けたのだ！よしっ

『そ、そうっ』
「じゃ、一緒に帰ろ」

そう言うと、にこ、と笑みを浮かべる馬場さん。
え･･･やばい･･･！今日はお赤飯炊かないとっ←

一緒に帰るのなんて、夢のまた夢だったのに･･･

ぎゅーっと頬を引っ張ってると、不思議そうに問われる。

「何してるの？」
『いや、馬場さんと一緒に帰れるなんて夢じゃないのかなっと思いましてっ』

あ、思わず本音がっ

そう思っていると、馬場さんはぱちぱちと目を瞬きし、ふっと笑った。

「夢じゃないよ。･･･りょーちゃん可愛いね。」

そう言って頭を撫でられる。目を細め、柔らかい笑みを浮かべながら。

『っ！/////』

思わず真っ赤になる。
やばい･･･やばすぎる。

好きすぎて、やばいぞ私。