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彼と、話したのは
そう。入学してちょうど一ヶ月がたった頃。
学級委員の提案で、席替えをすることになったのだ。
友達の少ない私はドキドキでいっぱいだった。
私のクラスはくじ引きで決まる。
震える手に力を入れてとった紙にかかれてあったのは
「菊池風磨」
そう、これが彼とのはじまりだったんだ。
席にうつってすぐ彼は私に声をかけてきた。
「トマトみたいな顔してんな。(笑)」
ん？ とまと？
なんだこいつは。
初対面でそんな事言ってくるやつ初めてだ。
イラッとしたが私は言い返すこともしなかった。いや。できなかった。
彼の笑顔に見入ってしまったんだ ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
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作者名：riko | 作成日時：2017年7月27日 14時
